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WEBアニメ『OBSOLETE』主人公ではない末端の脇役たちの話。

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文句なしに面白い。

原案虚淵ということで鑑賞。アマプラやネトフリ系が悪いとは思わないが、ようつべの無料はデカい。
無料のため無駄な契約が無く、未成年などの制約が感じられないのは特にこういった広く視聴して貰ってなんぼのアニメではTV放送の例でも分かるとおり必須に近い(TVの契約はまあ意味が違うというか)。
第1話が現在再生回数790万?ということで結構成功しているっぽいのも嬉しい。

面白くなるのは第2話から。


=以下、ネタバレです=


第1話で、いきなり関節系が複雑そうな人乗りロボが戦場で土煙泥まみれになるシーンから始まり、いやいやいやいやいやいや!と、それなりにSF好きは思ったことだろう。私がそうである。
ましてやほぼ人間と同等の動きや制御の可能なロボだ。おいおいおいと。

ぶっちゃけガンダムとかなら、あんまりなかった不安が、こういったゴリゴリのリアル系で展開されると出てくる。
兵士の操るスマホっぽい機械やニュースの情報から、今とそれほど変わらない時代と分かるし、逆に不安になる。無理やぞ?と。

あんなロボ作るん無理やぞ?と。

で、第2話。
正解するカドが出てきて、おおうと唸る。
そっちか、そっちなのか。

しかし、そうではない。そうではあるが、そうではない。

仮に沈黙を貫く宇宙人とのコンタクトを図る中枢の政府関係者や科学者が主人公なら、それこそ正解するカド的な話だろう。
だが、このOBSOLETEは、ゴリゴリに末端の脇役中の脇役にスポットが当てられている。
所謂ストーリーの中心にいない人物たちが主人公なのだ。

謎だらけでよく分からないがコスパが神の超絶高性能ロボを生活のために使うしかない人や、軍事利用などを危惧するも管理される側の兵士など。そんなエピソードの中で、示唆される秘密や中枢に近いであろう人物の登場も心憎い演出である。
きっとこの話の真の主人公たちは、それら小出しの情報は既に知っていて遥かに真相に迫っているだろうからだ。

しかして虚淵。
なるほどきっと後半のシーズン2で、石灰岩の用途や宇宙人の真意が発揮され、エグめの路線が展開される可能盛大だ。
ラスト2話での、まあほっこりな、厳しめの中の優しい世界は、ちゃぶ台を引っくり返し裏を見せ付けるための布石とも見えなくもない。


と思ったけど、シーズン2のトレーラー見る限りそこまで徹底的な鬱じゃないかも。




・アニメ「OBSOLETE」公式サイト
https://project-obsolete.com/

・OBSOLETE - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/OBSOLETE
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『アントラム 史上最も呪われた映画』確かに重大な問題は1つあった。

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マジでクソつまんねえ。

これはファウンド・フッテージじゃない。
つまり劇映画として撮影された作品である。

例えば『ブレアウィッチ・プロジェクト』はホラー映画として最悪のクソだったけど、あれは「つまらん?いや知らんし、だって拾った動画だもん」と製作者は平気でいられる。そういう体だからだ。

しかし本作は違う。

冒頭やエンディングで、この映画について、もしくはこの映画の効能について、さもリアルにコメントがされているが、それはまあいい。
個人的に嫌いじゃない。むしろそれらがあって初めてフェイクドキュメンタリーとして機能する。

一番の問題は、約2時間も垂れ流される本編の映画そのものが、死ぬほどつまらんと言うことだ。

それは最初に言っておくべきことやろ?
この映画は観たら死ぬし、そういった不可思議な問題を抱えたリアルリングだけど、マジでくそつまんねえよと。

悪魔召喚の仕掛けがいっぱいあるとか知らんし。寝るわこっち。いいんか?
寝てても効果あるんか?

もし、映像や音響で視聴者の脳とかに作用させたり、なんやかんやで悪魔召喚したり本気でしたいんやったら、最後まで映画として面白く見させるKUFUが必要やろ絶対。

おもんないって最悪っしょ。

なんや冒頭で、悪魔がこの映画を公開しようとしているのでは?みたいなコメントあったけど、中身おもろせえや!
悪魔は芸術を解さないって誰か言ってたけどホンマやな!




・映画「アントラム 史上最も呪われた映画」公式サイト 2020年2/7公開
http://antrum-movie.com/

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TVアニメ『BEATLESS』今更感想 アラトくんは何者であったのか。

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萌えとラノベと俺TUEEEとハードSFと。
割とバランスの良い俺TUEEE。


ラノベと考えると超絶傑作なんだけど、これノーマルなんだよね?うーん。

当方、原作未読。

どうにもこちらのリテラシ不足は否めないとして。
やっぱこう濃厚なSFとして見ると、邪魔なモノが圧倒的に多く、特に萌え要素っつーか隙あらばイチャイチャが、終始うっとおしかった。
これはレイシアに選ばれた主人公アラトが、クソチョロイ幼児なので仕方ないのかも知れないが、アニメで見ると余計際立って見えちゃうのかね。

■アラトは逆キリト説。

結局アラトくんは、何者だったんだろうか。
物語上の殆どで、ヒギンズとレイシアの奇跡的に見つかった操り人形だった訳だけれど、それはこの小説の登場人物的役割としてもチョロく無知幼稚でなければならなかった訳だろうか。

これほど感情移入出来ない、というかクソおもんない主人公も珍しい。個人的に。

原作でもそうなのかは解らないが、特に進行上の説明をレイシアがセリフでべらべらとやってくれるのは、ひとえに近くに説明をしなくては状況などを把握出来ない人物アラトくん(視聴者)がいるからに他ならない。
勿論、それでも説明過多だとは思うけど、その役割を終始背負わされ、最後まで超高度AIのインターフェイスであり続けたアラトには、やはり人間味を恐ろしく感じないし、これが主人公であったという物語には、如何ともしがたい虚無感を覚える。

結局アラトくんは、アナログハックされただけの生体ロボットでしかない。
ヒギンズはアラトくんとの出会いを奇跡と呼称したが、それが人類を遥に超越した超高度AIの限界を示しているのかは解らない。
例えば、自分で都合の良い人間を作り出すことは、不可能だったのか?
どうしても人間社会から自然発生した人間でなければ、ならなかったのか?
よく解らない。答えは示されない。わっしが解らんだけかも知れんけど。

主人公には絶対に、感情移入できる要素が必要だとは言わない。面白ろくなきゃダメとも言わない。

物語上の世界・世界観、そしてそれを描く小説的な役割として、神(作者)に愛され、愛でられ、何もかも与えられ、何をしても賛美され、どんな行き当たりばったりの言動も全てが成功し、果ては世界の王もしくは神になる存在。そして極めつけはそれを自覚していて見て見ぬふりをして、さらにはその所作を周りの人間たちは「さりげないのが格好いい好き、素晴らしい人徳者だ崇拝しよう」となる感じ。最高に気持ち悪い。

そう言った、もうどうしようもない主人公キリトがいる。SAO参照。

このほぼ真逆にアラトはいる。これは偶然だろうか。
しかもあっちがSFの皮を被ったファンタジーであるのに対し、こちらはファンタジーっぽさを含んだSFだ。
そしてあっちが「オタク向けじゃありませんよ。一般の人にもクチどけ爽やかでオシャレなSFですよ。みんなやってます。売れてます。今流行ってます。」と必死に詐欺なロビー活動に全力を上げているのに対し、こちらはSF大賞ノミネートと言う本格派である。

一見、アラトもキリト並みに主人公補正的な恩恵を受けまくっているように思える。いきなり何の苦労も無く最強のレイシアをものに出来るのだ。
レベル1でもラスボスを切り殺せるエクスカリバーを最初から持っている訳だ。
しかもその剣は自律していて最高の頭脳も持っている。つまりラスボスへの最短ルートとトゥルーエンディングへのフラグも全部知っていて全自動で導いてくれるのだ。その上、あたかも主人公自身が、自由意志で選択したかのようなルートまで時折用意し、自分もそれなりに努力をしてきたかのような錯覚を与えてくれる。

そう考えると、キリトよりも俺TUEEE要素は濃いように見える。

しかし、それは間違いである。

何故なら、アラトの言動は全てレイシアたちの思い通りだからである。何もかも全部だ。
劇中で人間の予測不能領域について触れていたが、あんなものは真っ赤なウソ。ドーナツの穴も計算で埋め尽くせる。
超高度AIの掌握できるリソースがどの程度か、解らないが、ヒギンズがあれほど高精度の未来予測を算出出来るのだから、アラトのような幼児を制御出来ない筈は無い。
何よりレイシアには感情、心が無いのだから、ますます完璧に冷徹にアナログハック出来る。
確かに感情があるように見えるし、アラトとの交流はウソには見えない。そして告白などイチャラブの部分にもそれらは散見される。

でもそれらも全部、緻密な計算な訳だ。心ないからね。ここを理解しようともしていない視聴者は、感想などをぐぐる限り多かった。

この物語で人類が滅亡しなかったのは、人類側からすれば、ただの偶然に過ぎない。
そもレイシアが秘密裏に外界に放たれていた時点で、それは示唆されていた事としても、それでも間違いなく紙一重の偶然である。
たまたま利害が一致した、もしくは超高度AIの興味を持続出来た。もしくはさらに背後で何かが動いたか。

この物語で主人公アラトは最初から最後まで、本当に何一つ自力では動いていないし、恐らく思考すら制御の元だろう。
もっと言えばレイシアに対しての恋慕の感情すらコントロール下にある。
唯一、妹などの他人との関わりくらいしか、自由意志を許されていない、そんな人間である。

例えば、レイシアには感情が実はあったとする。
ただ彼女たちは、それを人間の持つ感情だとイコールすることが出来ないだけ、ドーナツの穴があるため、答えを定義出来ないだけとする。

だとしたら、アラトがただの俺TUEEEでしかなくなってしまう。上記したエクスカリバーを拾ったクソチート野郎でしかない。
そんなクソラノベがSF大賞にノミネートなんぞされる訳が無い。すなわち却下。

やはりアラトはキリトでは無かったのだ。

こうなるとスノウドロップとメトーデが不憫でならない。どちらも相対した敵側に一方的に嬲られ馬鹿にされたまま死んだ。
何より悲しいのが、彼女たちは自分で設計を修正出来ないし、アップデートも出来ないのだ。スノウドロップはアレだけど。

つまり、強敵ではあったものの、役割的に透けて見えるほどに、踏み台のザコでしか無かった。せいぜい中ボスどまり。
原作でもそうなのだろうか……。




・TVアニメ「BEATLESS ビートレス」公式サイト
http://beatless-anime.jp/
・BEATLESS - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/BEATLESS

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『クソ野郎と美しい世界』感想 所謂ショートフィルム

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個人的には超嫌い。

一応3本+1のオムニバス映画だが、その正体はショートフィルム。
いやショートフィルムでしかないと言う方が正しいかも知れない。

ショートフィルムがどういったものなのかはここでは語らないが、個人的には映画だとは思っていない。
極端な話、学生映画の延長と認識している。B級と言ってもいいが、これは少しニュアンスが異なる。

故に、この映画が、映画作品として駄作であるというか、マジくっそつまんねえものであるのは、仕方ないのかも知れない。

その前に、この作品が、どのような意味を持って撮られたのか知らないので、意味は図りようも無く、いち感想としてのみ、ここに吐き出すだけである。


どうしようもなくつまらなかった。

特に園子温監督の「ピアニストを撃つな!」は破壊的ですらあった。
勿論、アレを第1話として持ってくることで世界観の暴力ぶりを説明する役割にはなっている。
ただ、それのみのマジでそれのみの映像で、本当にクソつまんねぇし、時間の無駄でしかない。びっくりした。
正直園子温の嫌いなテイストだけが詰まっていたので、苦痛でしかなかった。

なんか『映画 みんなエスパーだよ』を思い出した。

これが好みな人は堪らんのでしょうな。

で、「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」も嫌いw
こっちのリテラシやら不足なのは置いといて、潔癖部分も置いといて、意味が分からん。
歌を喰う幼女が出てきて、歌を失くした主人公が、それ取り戻すために、幼女のうんこ食べるとかマジで何。絵本やん。

一番マシなのが、太田光の「光へ、航る」ってのも、それすら演出なのかとか思う。
カット割り頑張ってんなーと思ったくらいだけど。
つよぽんは3人の中では、確かに抜きん出た演技力はしてた。でも、他の2人が、演技をどうこうする役割でもなかった部分は大きい。

で、エピすべての登場人物の殆どがバカで頭おかしいのは、クソ脚本を誤魔化すためのギミックとすら思えちゃうのは痛い。

エピローグにあたる最後のエピソードで、何とかしてくれるかもと期待したこっちが馬鹿だったわ、マジで。
一番要らんやんwww

本当に、ヒドイだけの映画だった。
まさにショートフィルム。

園子温と太田光のショートフィルムを観られたと考えれば、まあええか。
強いて言えばね。


・クソ野郎と美しき世界 THE BASTARD AND THE BEAUTIFUL WORLD
http://kusoyaro.net/
・クソ野郎と美しき世界 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%BD%E9%87%8E%E9%83%8E%E3%81%A8%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8D%E4%B8%96%E7%95%8C

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『ジャガーン』7巻感想 原作者の圧倒的力量不足によるクソ。


正解が無い以上、作者の答えを描くべきなのに描かない。
という圧倒的実力不足。



過去に壮絶なイジメにあい、その首謀者に壊人となったイジメられっ子たちが、復讐していく。
悪はどちらなのか彼らを裁くことは正義なのか。主人公は迷う。

まあ普遍的というか、未来永劫続くリアルな問題の浮き彫り。
戦争と同じく、人間の問題として絶対に解決しないものである。絶対に。

それらを描くのは、いち読者として面白いと感じるし、またこの手のヒーローものには必要不可欠なテーマでもある。
そのため、これまで何億回も描かれてきた故に、その正解が存在しないことは誰の脳にも認識出来、かつ決定されている。
だから普遍的なのであって、つまりは現代よりも未来の作家は、それを描くとき、原点回帰に絞っていない限り、作家自身の答えを描くべきなのである。

「正解は無い」「どうすればいいか結局解らない」「何も出来なかった」

こんなクソみてーな答えは、繰り返し繰り返しリピートされてきたもので、全く中身は無い。
例え、それが主人公独自のモノローグだったとしても、作品と言う枠の評価でそれが許容されることは断じてない。

主人公が何も出来なくても、その世界が結末を収束すべきだった。
確かに、この漫画にとって、この7巻でメインを張ったイジメが、全域のテーマでは無い。
もしかしたら、それらを含め、作品の最後にはきっちり答えを示すのかも知れない。

しかしこの7巻の感想として現段階で言えるのは、お粗末だと言うことのみ。

古典ならまだしも、現代劇で読者に疑問を投げかけるだけの作品は、紛う事無きクソである。

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