『KARATE KILL/カラテ・キル』感想

KARATE KILL カラテ・キル

文句あったらいけない気がする。

低予算小規模のB級ですさかい。的な言い訳が最初に付くタイプの映画ではあるものの、面白いなぁ。
更にはどうしても「好きな人は好き」程度でしかないカルトな印象も強いけど、好きなんだよなぁ。

重要なのはA級になろうとしてる差し掛かっているB級なのではなく、あくまでB級の枠を全く超えない範囲のB級なので、思い切りが良いんだよね。
少なくとも私が好きなB級映画は、みんなそう。
演出としてA級っぽく見せかけたり良い意味で騙そうとしてる映画はいいんだけど、A級を謳って中身はB級なクソは駄目。嫌い。死ね。

で、この映画は全力でB級を突っ走る珠玉のエンタメ。


=以下、ネタバレです。=

言うても思ったより面白かった程度ではあるんよ。

ポスターで期待値UPさせてる割に、ちゃんとB級アクション物としてきっちりケジメてるっつーか。何か、ちゃんとしてた。
ポスター詐欺なんて腐るほどあるからね。
あの誇張されたポスターから滲み出る成分が、割と悉く内容に反映されてるので、B級映画として誠実にぶっ壊れてやろうとする姿勢が素晴らしい。

しかも主人公が使う格闘技が、古武術に相当するかなりニッチな空手なので、この映画ならではの突出した拘りもある。しゅごい。贅沢。
すげー前に観たタイトル忘れたけど安岡力也が主人公にボッコボコにされてた映画で、骨法が出て来たんだけども、メジャーじゃない武術出ると、テンション上がるよね。
それも付け焼刃なアクションじゃなくて、きっちり師範代のマスターが主役やってるもんだから、ハヤトて誰だよ!ってなる。良い意味で。そこそこ男前なのも良し。
演技も存外悪くなくてですね。これは設定が良いから無理させないポイントにもなってて、脚本の勝利だと思うんだけど。だって俳優としては素人ですよ?いやイベントなりショーなりとかはやってるんだろうけど。

それ関係だと、やっぱどうしても妹役の演技がお遊戯会なのが微笑ましく、おっぱいは最高なんだけれど、印象が弱い。
せめて客かラスボスにやられてるシーンくらいは用意しても良かったんではと。手下が乳揉んでるのを配信しつつそれをラスボスが覗いてリスカオナニーって妙なシーンはあったけどさw

あと、ヒロインが微妙なブスでスタイルもだるいってのは、個人的にうーん。個人的にね。
下っ手くそな演技で徐々に主人公に惹かれていって夜中に湯気の立つ筋肉見て我慢できなくなってセックス!って流れは大賛成ですが。せめてこっちにもおっぱいあればなー。

こんな風に褒める要素しかない映画でもっとアクションについてダラダラと書きたいんだけど、壮絶に長くなりそうなので割愛します。
特訓シーンとか緩いパルクールとかあの細かいとこの動きすげぇ好き。

悪役も全然悪くないんだけど、とっ捕まったあと眼帯ねーちゃんに犯される主人公とかあったら俺得だったなぁ。100%要らんシーンだけど。




・映画「KARATE KILL/カラテ・キル」公式サイト
http://karate-kill.com/
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『マックス・スティール』感想

マックス・スティール

アメコミなヒーローかと思ったら特撮の方だった。いやそれも違うか。

ここまでお金を掛けたハリウッドヒーローものでここまで脚本がゴミなのは珍しい。
特にメカ宇宙人のユーモアセンスは、日本の特撮に出てきても可笑しくないある意味極めて幼稚なキャラクターである。可愛いのは可愛い。デザインも良し。

しかしそれが証明であるかのように、根本的なシナリオもかなり雑で幼稚であり、それが悪い訳では無いのだが、完全に子供向けである。
そのクセ、外見が大人の鑑賞にも堪え得るかのような出来栄えをしており、実際鑑賞した時のギャップはデカいと思われる。

しかもじゃあ子供向けに徹しているかと言えば、そうでも無く、特に悪役の魅力の欠片も無いしょぼさは、子供向け特撮としてもアウトである。

スーツデザインなど悪くない部分もあるし、無駄にクオリティ高いのが実に勿体無い。
もう終わってるけど、正直、劇場で見る価値はゼロ。




・映画「マックス・スティール」公式サイト
http://max-steel.jp/
・Max Steel (film) - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Max_Steel_(film)

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『セッション』感想 くそったれ

セッション

余りにも清々しいくそったれで面白かった。

当時全く興味が無かったので、今更鑑賞したのだけれど、とても面白かった。

前評判や論争は腐るほど聞かされていたので「誰々さんが批判してるからクソ、見ない」だのは一生やってろ宗教野郎(語弊あり)としか思わないが、その辺りの賛否も映画と並び凄く面白く拝見出来る。
それだけ内容が素晴らしく賛否されるに値すると言うことである。

ただ、こう言う小規模だけど突き抜けてクオリティを一種獲得している映画は、何らかの受賞を経て盛り上げて欲しいと思う反面、獲ったら獲ったでこんなクソ映画にこん畜生と嫉妬に近い何かが、胸を直撃する。何で?


=一応、ネタバレです。=

確かにフレッチャーは鬼バンマスではあるけど、そこまで酷くも無かったので、どちらかと言うと聞いてたより鬼じゃなかった印象。
決して怖くない訳じゃないけど、「鬼」としてはかなり柔らかい方だこんなの。
だからこそだろうけど、そんな事より何より、人としての矮小さと執念深さでの狂気が際立って怖い。きもい。やだ。完全にサイコ。
現実に幾らでも存在するホラーだから怖かった。見てる分には笑える怖さなんだけども。

そうなると何でこんなクソサイコ野郎が羊の皮を被っている訳でもないのに、平々凡々と教師やってられるんだろうと疑問が。全米さんで一番の音楽大学の教師ですよ?ありえない。
いや表向き超温厚だけど、大会前とか極まった環境でのみ地獄のうんこ野郎と化すなら、まだ解る。けどこいつ最初から全開だよ。角と牙と涎と勃起もろ出しですよ。
生徒から自殺者まで出してしかもそれを交通事故死で惜しい人を亡くした~つって美談風に態々涙流して嘘語る凄まじい脳みそしてんのよ?

何でニーマンがチクるまで、何も制裁無かったの?不思議。
たまたま今まで生徒全員がフレッチャーに何されてもびびって縮こまる玉無しだったのか、ハラスメント食らってでも何やったら自殺してでも習う価値をハゲに妄信してたのか。どっちもかな。
一応ニーマンが復讐するし、叩けば出る埃は世間的にアウトだって証明される世界ではあったんだけど、バランス悪いなぁ。

要するに、この予定調和の為の歪さが、ある種のファンタジーとか、マンガでしかない為、リアルな映画としては観れない。面白いんだけど。

話題と言うか、この映画のキモとしてキャッチにされている終盤の9分強は、純粋に凄いとしか思えない。
勿論アレを、あれこそがジャズだ音楽だと監督が訴えてる訳でもないだろうし、観れば解るが愛や救いとかそんなものは一切無い。
あそこにあるのは突き詰めた末の業であって、強引にでも競争に勝ったピーキーな、言ってみれば完全純粋悪が描かれてると思う。
どんな手を使ってでも掴んで極めたクソ野郎の禍々しい美しさ。ある種チートな偽者に過ぎないが、とてつもなく凄く美しい部分は本物と変わらない。

綺麗なものは綺麗。凄いものは凄い。

あのテクニックがもっとレベルの高いものだったなら、その界隈でも「クソだが凄い」と褒められたかも知れない。
と言っても観客は私のような素人が殆どだろうから、あれの程度と呼ばれる技術でも、十二分に凄いと感じられる。

ところで気になって仕様が無い箇所がある。
これは突っ込み所として各レビューで散々言われてる部分なのだが、終盤ハゲがニーマンを陥れる舞台。どういう心境の変化があったんだろうハゲに。

教師やってた頃は、ゴキブリが出ても、潰すと聖域汚れるから脅して逃がすみたいな、ある程度は音楽家としてのプライドが見え隠れしてたのに。
ニーマンをハメるシーンだと、ゴキブリを聖域に招き入れて聖域ごと燃やすみたいな、もう音楽家ですらなくただの復讐マシーンと化してたのは、疑問。ああうん、端から音楽家としてはクソだけどね。

それは前述した、それまで報復や制裁を一切受けてこなかったハゲを強調するシーンでもあるから、ここまで観てて、絶対最後にそれを払拭するカタルシスがあると私は思い込んでいた。

つまりあの凄まじいクライマックス9分強。の後に、何かあるんだとばかり。

てっきり演奏終わった直後、余韻が響く刹那にハゲの頭をスティックがへし折れるほど殴りつけるもんだと。
スダダダ…ダンッ ぐしゃぁあああ!!で暗転みたいな。

正直、え?ここで終わるん?と思った。

まあでも、宇多丸氏もいってた通り、あそこが彼らのピークだと思うけどね。




・映画『セッション』公式サイト
http://session.gaga.ne.jp/
・セッション (映画) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

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『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』感想

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

エヴァ・グリーンを見る映画。

と言っても可愛いBBAなだけで、セックスもおっぱいも無いティーン向けの映画だこの野郎。

正直、全く興味を持てなかったので、あんまり内容覚えてないが、可も無く不可も無くな感じだったと思う。
好きな人は好き。いつもどおりのティム・バートン的な。

みんな違ってみんないい。
10人前後いるキャラの描き訳もきっちりしてて、しかもビジュアル(もしくは能力)で解りやすいしで、老練ではある。

ループ設定やお話は、対象年齢を考えると少し解り辛い気もするけど、魔法だ能力だとごにょごにょ把握出来るレベルでもあるか。

あと、敵バカ過ぎで弱過ぎ。
いやあんな間抜けな敵にやられまくってた過去を持つBBAたちも間抜けだけど。




・映画『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
http://www.foxmovies-jp.com/staypeculiar/
・ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち (映画) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%A8%E5%A5%87%E5%A6%99%E3%81%AA%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

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『土竜の唄 香港狂騒曲』感想

土竜の唄 香港狂騒曲

豪華絢爛賑やかしのクソ。

前作もそうだったのだが、今回も円盤レベル。
っつーか金ローで十分。

キャストやスタッフを見るに賑やかしとしては豪勢だが、映画作品としてはクソつまらんし、原作を切り取っただけのストーリーは不満点目白押し。
せめて何らかの決着は付けて終幕して欲しかったのだが、結局クソみたいな中ボスをやっつけて終わりの俺たたエンド。
これならまだ前作の方が、纏まってたような気がする。無理に映画化した意味は何だろう。

逆に金ロー作品として考えれば、下満載笑える部分もあり、かなり豪華絢爛で楽しめる映画ではある。


・映画『土竜の唄 香港狂騒曲』公式サイト
http://mogura-movie.com/
・土竜の唄 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E7%AB%9C%E3%81%AE%E5%94%84

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