映画『ガッチャマン』感想

ガッチャマン

対象年齢9才以下。

酷評まみれの映画。
観賞する前から勝手にハードル下がりまくりなので、逆に評価や感想が固定されかねない危険な作品である。
酷評に対しての便乗か擁護かどちらかに偏ってしまわないよう、フラットな感情が常に要求される、レベルの高い作品でもある。

小生、原作を知らんのでどんだけ改変されてるか解らないが、コスチュームのデザインを見る限りでは、過去の失敗作を彷彿とさせる危惧が芽生えた。
しかし逆に言えば、光る部分は光っておりそれが内容と釣り合っていれば問題ないのである。

中身はどうか。

オープニングに当たる部分は、割と素晴らしい。
その市街地での激しい戦闘アクションは、CGや動きなど全く以って悪く無く、思ってたよりクオリティが高く驚く。

それ故、中盤以降の失速感がはんぱなく、ネットや評論家達の酷評を納得するだけの根拠的要素がボロボロと出てくる辺り、もうどうしようもない。

しかし一応、現代の特撮ヒーロー物として観れば、まあこんなもんなんじゃないかと思えなくも無い。日本だし。
とても大人の作品として楽しめるレベルではないが、小学3年生くらいまでなら「何となく面白かった」と言ってくれるかも知れない。

自惚れ勘違いした監督の巨大な無駄遣いと相まって、擁護など誰もしないだろうが、ワーストな映画として楽しめるなら、意外性のあるお得な作品だと言える。




・映画「ガッチャマン」実写
http://www.gatchaman-movie.jp/
・ガッチャマン (映画) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%9E%E3%83%B3_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
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ビーチ・シャーク 感想

ビーチ・シャーク

雑に転がせるのがB級。されど。

ビーチが舞台なのに、セックスはおろかポロリすら無しと言うある意味タイトル詐欺な映画。
ヒロインも学者という設定なのに無駄にガタイがよく、ちょっとしたレスラーである。
しかもこのガチムチヒロインが唯一に近いおっぱい要員であるのだから、エロ期待で観るのは禁物だ。
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乳揺れもあるし、まあまあ良いモノをお持ちではある。

テーマから役者からストーリーから何から何まで全てチープで一点に特化されたものがB級映画。
暇つぶしにはなったと客に思わせる事が必須であり、その為エロとグロはお約束とも言っていい装備。
それでも、カルトまではなくともよくできたB級は多くあり、しかしその逆もまたそれ以上に多く存在するジャンルではある。

本作品は、その後者に値する残念なB級だが、突っ込みどころに困らないと言う点では醍醐味の一つをクリアしてはいる。(当たり前だけど。)

ただそのボケは、あえての演出なのだが(多分)、その”あえて”が御座なりに見えてしまう作品は、やはりB級と言えど質の悪さを感じてしまう。
一応暇つぶしにはなる映画ではあるので、ギリギリ及第点ではあるが。




・ビーチ・シャーク - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%AF

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映画『黒執事』感想

黒執事

食わず嫌いは勿体無い。

主に腐に人気とされる漫画を原作に、キャスト非難暴風の中、泥沼の実写映画化。
原作は腐を狙った内容ではあるものの、決して腐向けオンリーではなく、その為、果たして腐に占拠されたマーケットで良かったのか判断付きかねる所ではある。
少なくとも「腐向けかよ、じゃあいいや」とBLお断りな人間は腐以上に多く存在するのが事実。
こればかりは作者と編集の采配に委ねるしか無い現状なのだが、ファンタジックなギャグ作品として腐以外にも密かな人気を博している部分があるのもまた事実である。
強烈な方の腐成分が、その他の開拓を潜在的に邪魔している状態は、非常に勿体無いと言わざるを得ない。
 ※ちな、当方原作・アニメ未視聴。

さて、映画である。

俳優として3年振りの復活と言う、水嶋ヒロは流石の存在感。
役作りとしての雰囲気、立ち振る舞い、アクションと申し分ない。
原作ブレイクとまで言われたこの映画をして、ファンも納得せざるを得ない、現状で用意出来る最高ランクの俳優だろう。

他の配役もまあ、及第点として、なんで剛力?

美少年を女性が演じるという暴挙は、日本では結構よくある事ではあるが、余りにも安直ではないか。
この配役に、例えば”美少年に扮した実は女子”といった意味(これも安直だが)などが含まれていなければ、ゴリ押しだのなんだのと揶揄されても何も文句は言えない。

とか言ってすいませんでした。
前情報なしで見ました。


で、結構、普通に面白かった。
前評判が悪過ぎてハードル下限超えてたのが、逆に良かった訳で。

ヒロ斉藤や敵役、メイドさんもアクション良かったし、優香の意外な熱演ぶりもかなり好印象。谷間も良かった。
脚本にもあんまり無理は無かった気がするし、ミステリーとは言えないまでも、解り易い展開運びに、大小問わず着いて行ける流れ。
エピローグが冗長なきらいはあるが、全体的に概ね良かったと言える。

余程ソリッドな嫌悪でも無い限り、ちゃんと観て評価したい映画である。




・2014年6月4日 ブルーレイ&DVDリリース|映画『黒執事』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/kuroshitsuji-movie/
・黒執事 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%9F%B7%E4%BA%8B

=参考=
・黒執事 (くろしつじ)とは【ピクシブ百科事典】
http://dic.pixiv.net/a/%E9%BB%92%E5%9F%B7%E4%BA%8B
・今日もやられやく 『黒執事』第17話のセバスチャンとシスターのまさかのSEXシーンにファン涙目
http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-2235.html(リンク切れ?)
⇒https://web.archive.org/web/20121208213728/http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-2235.html
・黒執事・第17話: 異常感想注意報
http://teo.cocolog-nifty.com/column/2009/02/post-a9cf.html
・『黒執事』#17その執事、奉納 - ことばあそびばこ
http://d.hatena.ne.jp/bookilog/20090210/1234248999
・黒執事についてです。黒執事が「腐女子向け」と言われるのは何故ですか... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1419430309

・【悲報】実写版黒執事、主人役に剛力彩芽wwwwwwwwww:MAG速
http://magsoku.blomaga.jp/articles/7140.html
・実写映画化『黒執事』に剛力彩芽さん出演でファン激震「ふざけんな」「怒りしかない」|ニュース&エンタメ情報『Yomerumo』
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/1169711
・Twitter / 検索 - #黒執事実写化反対の人rt
https://twitter.com/hashtag/%E9%BB%92%E5%9F%B7%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E5%86%99%E5%8C%96%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%AE%E4%BA%BArt

・【まじかよ】水嶋ヒロさん「実写版黒執事、ネガティブな声がほとんどない!」 監督「原作ファンにも堪能していただけています」 : はちま起稿
http://blog.esuteru.com/archives/7468547.html

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怪談新耳袋 殴り込み!劇場版 <地獄編 後編> 感想

怪談新耳袋 殴り込み!<地獄編 後編>

後半も、もっとギャグw

殴り込みを知らずして、この地獄編後編をいきなり見た人にとって、もしかしたらこの作品で怖いと感じる部分はいくつかあるかも知れない。
しかし殴り込みシリーズを知っていると、どうしても恐怖するべきシーンの薄まり具合に慣れを実感してしまう。

これは一人で夜中に電気を消しモニターの明かりのみで観賞してもそうなのだから、勘違いではない筈だ。
こうなると面白みはリアクションのみになってしまうので、少し寂しくもある。

より強いドラッグを求めるのは、安直でチープな感覚の死へ一直線であるのだが、今後の殴り込みに期待するところは、ファンならば誰しも同じではないかと思う。

タブーの一つかも知れないが、ぼちぼち女子いれていんじゃね?




・怪談新耳袋 怪奇 公式サイト
http://www.actcine.com/sinmimi/
・怪談新耳袋 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E8%AB%87%E6%96%B0%E8%80%B3%E8%A2%8B

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怪談新耳袋 殴り込み!劇場版 <地獄編 前編> 感想

怪談新耳袋 殴り込み!<地獄編 前編>

いい加減怖くねぇな流石にw

=以下、ほんのりネタバレです。=

魔界編を先に見ちゃってるから、ゴリラ監督にもハードコア宣言にも、感動薄い。

この地獄編、ギャグ回な気がする。いや、毎回か。

心霊を挑発するスタイルが、いつギャグに転じても可笑しくないこのガチシリーズなのだが、今回は特に偶然やイタズラが噛み合っていつも以上にお笑いの要素を深めている。
しかも後半の幽霊病院編で登場するゲストが、monoと劔のコンビ。
mono氏が際どくキレ芸のリアクション勝負一本なので、”怖さ”の部分は全て相方劔氏の双肩に掛かっているのだが、如何せん渋い。
中途半端に怖がろうとして演技が安っぽくおざなりで、言い訳染みた追加セリフも周りが真剣な時の半笑いも、見ていて面白くない。ノリについて来れないのなら仕事断れよ。ついそう思ってしまう程だ。

最早ヘイポー枠はレギュラー陣で満杯なのだから、この劔氏やカメラマンの今宮氏がガチでぶるった映像か本域の絶叫リアクションを取るでもない限り、作品としての怖さの値は徐々に下降して行くばかりである。
かといって仕掛けを施す訳にもいかず、しかしこれまでのような怪奇現象では、彼らを心底震え上がらせるに足りていない事も明白であり、そこはジレンマを抱かずにはいられない。




・怪談新耳袋 怪奇 公式サイト
http://www.actcine.com/sinmimi/
・怪談新耳袋 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E8%AB%87%E6%96%B0%E8%80%B3%E8%A2%8B

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映画『サンブンノイチ』 感想

サンブン

3度目の正直がこれ。

全然悪くない。
どんでん返しの連続は普通に面白かったし、役者も良かった。中島美嘉以外は。
893な世界の鬼畜な暴力も、小奇麗なのによく伝わっているし、何よりオチが良い。

ただ、普通に監督しているだけに、惜しい。
いい加減”突っ込み”うぜーわ。マジでいらん。好評なんだろうか。

あと、小者な自論もすげぇ気持悪い。
一応上手い事キャラに言わせてはいるが、まあ間違いなく監督自身の言葉だと思う。
ああいったメタ発言は、余程巧くカモフラージュしないと目立って仕方ないし、自己擁護が酷過ぎて痛ましくて見ていられない。
絶対無い方が良かった。完全に映画に必要ないセリフだし。
映画ネタでの免罪符も浅いわめんどいわで、もうね。まあその辺は流石監督っつーか。

で、一番納得いかないのが、中島美嘉。
他の役者がかなり好演だっただけに、やたらと浮く素人演技。しかも細い、細過ぎる。
役の設定が元陸上部のキャバ嬢なのに、骨と皮しかねぇじゃん。起用の理由が想像つかん。美人だけどね。

とにかく、監督の手腕が無駄に期待値を上回るだけに、逆に粗部分が目立って目立ってどうしようもない映画。

ストーリーが後出しジャンケンな為、そう言った展開が嫌いな人にも、ややお薦め出来ない。
しかし、それでも窪塚や田中の格好良さは、それだけで見るに値すると言って良い。




・映画『サンブンノイチ』公式サイト 大ヒット公開中!
http://www.sanbunnoichi.jp/
・サンブンノイチ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%81

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映画『パズル』感想

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アートをキャッチにするこの気持悪さ。

結論から言うと、大嫌いな映画。
”新世代の恐るべき天才問題児”と公式サイトで誉れ高い内藤監督のメジャーデビューとなる作品。
園子監督を始めとした絶賛のコメントがいつくも掲げられ、期待出来る映画と言うよりは、”褒めなければならない空気”の痛々しさすら感じ得る映画である。

扱った題材も題材で、きょうび「またかよ…」と嘆息を禁じえない”デスゲーム”である。
しかも原作は、文芸界で悪名高いかの山田悠介氏と言う事で、別の意味で興味は沸くものの、映画として純粋に楽しめるものではないのだろうと、この時点でおおよその回答は得られる。

つまり、要はハードルが下がりきった状態の、ノーガードでこの映画を観賞する人が多い筈、と言う事である。
少なくとも凄く面白そうだからとヨダレを垂らしてメインディッシュに頂こうとする人はいないだろう。

奇抜でチープなバカ映画。
あらゆる場面で草不可避なツッコミを楽しむ為の観賞。
そういった、ある意味マゾヒズムな優越感を味わう程度の作品に過ぎない。というスタンス。

しかし蓋を開けてみるや、全く想像だにしなかった割と普通な映画が始まる。

ところでこの映画を監督した内藤瑛亮氏という人物、”問題児”と称されるだけの訳を持つ人である。
詳細は割愛するが「先生を流産させる会」という作品で大バッシングを受けた監督であり、知る人ぞ知る類の独自のネームバリューで作品を見て貰える監督でもある。
某山田原作とは言え、撮る以上ただのバカ映画では済まされない訳だ。

更にインタビュー等で「原作を9割近く変えてしまった」と監督自身が語る事からも、最早別物と認識した観賞が本来望ましいレベルであると解る。酷いw
暴君ヤマーダがちんこ丸出しでおっぱいを揉みまくるバカ映画を想像してスタートした大抵の観客は、イスごとひっくり返るのではないだろうか。
 ※山田節が全く無い訳ではなく、その陳腐な企画を内藤映画にシフトしている。

すなわち、最後にはパンツ一丁で飲んだくれる約束の居酒屋のノリでお先に頂いていたら、突然バカでも解る各界の著名人に囲まれ堅苦しくもウェットに富んだオサレジョークの会が始まるのである。
凄まじい場違い感にどきまぎしつつも、慌ててタシキードに着直し、何とか話題について行くものの、専門用語や学術知識が飛び交うお美術の時間に悪酔いでダウン。

正直、監督の良さは解らない。
まして娯楽映画の末端として鑑賞してしまったのだから、こんなアートは理解出来ない。

解りやすい解説や感想でもないものかとぐぐってみれば、その殆どが”血まみれで踊る夏帆”一択。がっかりだ。
勿論そこだけが本作品の良さ、もっと言えば内藤監督の良さでは無いのだろうが、映画を宣伝する記事でさえ、そこを抽出し大々的にPRするのだからその宣伝の為に映画自体がスポイルされていると言っても過言ではない。
こういった映画CMの質の悪さ(特に予告動画)はこの映画に限った事では無いが、日本映画界におけるマーケティングの粗雑さにはいつも呆れ返る。

一体何の為に、最後の最後にあれを登場させたのか。最後どころかエンドロールである。
あれを美しいと感じるのなら、余計に特筆として言及すべきでは無い。




・映画『パズル』オフィシャルサイト
http://www.puzzle-movie.jp/
・映画『パズル』Blu-ray&DVD特設サイト | ポニーキャニオン
http://v.ponycanyon.co.jp/puzzle/
・パズル (山田悠介) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%BA%E3%83%AB_(%E5%B1%B1%E7%94%B0%E6%82%A0%E4%BB%8B)

・嘲笑う風車・血塗れの鎮魂歌 --『パズル』鑑賞記-- | シネマカラーズ
http://eigairo.com/?p=27452

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土竜の唄 潜入捜査官 REIJI 感想

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI

どう評価してもDVDレベル。

この映画に関わる監督や脚本、役者を並べた場合、一流の映画を期待するのが人間。
題材が題材、原作が原作とは言え、何かやってくれそうと思っても罰は当たらないだろう。

それがこのザマ。

いや決して悪くは無いのだが、それはDVDで見た場合であり、とても劇場版で見て満足して帰れる内容では無い。
逆に言えば三池監督やクドカンと言えど、この程度に収まってしまうという事かも知れないが。

見所も大して無く、仲里依紗の艶技がまあまあ光るセックスシーンくらい。
しかしギャグシーンでもあるので、過度な期待は禁物であり、またこのシーンが劇中ピークなのも酷いが。

念の為もう一度言うが、映画として及第点に届かないだけで、家で見るDVD・BD作品としては決して悪くない内容ではある。




・映画『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』公式サイト
http://www.mogura-movie.com/index.html
・土竜の唄 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E7%AB%9C%E3%81%AE%E5%94%84

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怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<魔界編 後編> 感想

怪談新耳袋 殴り込み!劇場版 魔界編 【後編】

しょぼい故のハイパーハードコア。

=以下、渾身のネタバレです。=

つーかこれ地獄編の後だったのか。ナンバリングしてくれよ。間違えて先見ちゃった。

本作の見所は、リアル志向ガチ故のしょぼさと取り繕い。
取り繕いと言うと聞こえは悪いが、構成されたロケの流れを考えると、せざるを得ないラストミッションの込み合い具合だと思える。
ラストはクッソ面白いwww

で、ショボイと書いたが、最初のミッションでの写真は鳥肌。
あんなもん現場で見たら、動けなくなりそう。心霊写真でベスト10入るくらい怖ぇ。

そんでショボイっつーのは、彼らの言動じゃなくてあくまで、心霊の方。彼らがこんだけ挑発してんだからもっと頑張れよお前ら。そーゆー意味。

今回一番しょぼかったのが、ファイル002。
魔界編前編で、びびって入らなかった「龍神の穴」の反省を踏まえてか、地元の人でも何が何だかよく解らんと言う謎の穴に今回は入る。
たった1人で、狭く暗い穴の中に。
その穴も宮古島で「●山林」と言う、かなり普通に出る、何があったのか具体的な事はお茶を濁すほどの災いを呼ぶ所にあり、そこは焼身自殺や殺人犯の逃亡先でもあった恐ろしい場所。

明らかにレベルの違う心霊スポットである。

しかし。

全っっっっっ然、怖くないw

ミッション遂行の人選をミスったのが最も痛い所だが、しかし考えてみれば、確かに彼でないと危なかったかも知れない。
広い場所ならいざ知らず、狭苦しい洞窟なのだ。いつものGメンならばパニくって怪我をしても可笑しくない。
なのだが、彼は怖くないわけではないのだろうが、如何せん他のGメンと比べ格段にテンションが低くリアクションもぬるい。
メンタルの逞しさに頼れる男だが、反面、心霊スポットのレポートにはとことん向かないと言った、ガチ故の諸刃の剣である。

ただ、今回は逆にそれが功を成して、その後クソ面白くなるけど。

次の女子寮も面白くはあるものの、全く怖くない。
このしょぼさが、後半からのラストファイルにギャップを生み出せば良いのだが。

果たして無かった。

ラストはこの後編のほぼ半分を構成する長編。
場所は喫茶の廃墟。
沖縄では誰もが知るスポットであり、最も有名で怖いというのだが、地元の通2人からは「何か知らんけどとにかく出る」というアホみたいな情報しか出て来ない。
ユタ(沖縄の霊媒師)をして「ただ出る」としか語らないと言う、後編だけで何回このフレーズ聞いたんだとデジャブ感に怪奇現象を垣間見る。
沖縄の人は、心霊なんぞ土着過ぎて、基本どうでも良いのかも知れない。
 ※例:海に行けば、そりゃ魚くらいいるよ。何で?知らんがな。

ラストだけあって、これまでの彼らの歴史が全部詰まっていると言っても良い活躍。そして怪奇現象の発露。(多分。)
しかし違和感を感じる。
前半が前半なだけに、後半は駆け足感が否めず、不謹慎の度と言うか挑発のハッスルレベルは確かに上昇しているが、だからといって、それに比例した怪奇現象が起こってはあまりにもサービスが良過ぎはしないか。
勿論、撮影される現象はそのほぼ全てが人為的に可能でこれまでのコピーに過ぎないしょぼいものだが、ガチを売りにしている作品で、フリ⇒ボケ⇒オチが約束されてしまっては興醒めである。
ましてや視聴者は現場の臨場感を肌で感じている訳ではないので、サプライズは1ミリも無くなってしまう。

曲がりなりにも”検証”という言葉を使っているのだから、今後は撮影された現象が如何なるものであるのか、などを突き詰めていって欲しい。




・怪談新耳袋 怪奇 公式サイト
http://www.actcine.com/sinmimi/
・怪談新耳袋 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E8%AB%87%E6%96%B0%E8%80%B3%E8%A2%8B

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怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<魔界編 前編> 感想

怪談新耳袋 殴り込み!劇場版 魔界編 【前編】

意外性に富んだ豊作。

=以下、全力でネタばれです。=

再び沖縄のタブーに挑むGメン。
まずOPで力夫氏が現場監督になっている所で驚く。(前作ではバイト表記。)
前編の前半にしてガイドの小原猛氏が「もう無理」とロケ離脱
そして謎の姉ちゃん。

誰?これ。
WS000107.jpg
このギャル誰だよ。(ロケには参加しません。)

更に平山氏がまた無茶振っちゃう。
前回からGメンパーティに参加している「わらびん」をハブ酒に漬け込み、龍神の穴と呼ばれる神域でその「わら酒」を飲みながら島唄を歌って踊れと言う。

しかも。
WS000108.jpg
見せないwww

余りの壮絶さと恐怖にミッションを断念し、逃げ惑うGメン。
そしてそれが、からくも命を取り留めた結果となった事を後日知る。しかも個人単位の命じゃねーしw

ラストファイルでは、霊の出る時間を把握する謎の運転手(名無し)がゲスト出演。
言われた時間にセットしたカメラに、”謎の動く光”が撮影される。

しかし、残念ながらこの手の映像は、割と巷に有り触れており、Gメンの1人ギンティ氏が「虫の動きじゃない」と言ってはいるが、スカイフィッシュの類と大して変わらないように見える。


ゲストの運ちゃんも言っていた「見ていない人は幽霊はいないって事なんですよね」と同じくして、環境もあるが、まして”怪奇現象をガチで撮影したい”と言う前提である願望が、意見をそちらに寄せていっているのではと言う印象を私は抱いてしまう。
要はプラシーボとシミュラクラとバーナム云々がちゃんぽんされた、オカルトにはよくある現象である。

そうじゃねぇよ、本物だよ。と仰る方もいるだろうが、”解る”というのは非常に稀有な感覚で、霊感なども言わば才能に過ぎない点を理解しているのか疑問ですらある。
多くは解らないのだ。大抵の人が「間違いない」と言う判断決定出来得る感覚を基本的には持ち得ていない。
だからそうでない多くの人に”解る”よう、検証は多角的にそして再現性高く密度濃くなんやったら懐疑的に慎重を来たす必要がある。
才能で解っちゃう人は、そこにウェイトを置く事があまりなく、感情論や己の感覚、宗教など独自の論理に頼り過ぎるきらいがある。
神的仏的な分野ならばまだ郷に従う件は納得出来なくもない。が、それでも説明不足では「そうでない側」の人間が白旗を振るのは仕方無いと思える。

霊感が無く、また見た事も感じた事も無い人が、一体どうすれば心霊現象を信じられるのか。

才能ある人は「んなもん知らねぇよ面倒臭ぇ」と感じるかも知れないが、どうかその部分を今一度認識して、普及に取り組んで頂きたい。




・怪談新耳袋 怪奇 公式サイト
http://www.actcine.com/sinmimi/
・怪談新耳袋 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E8%AB%87%E6%96%B0%E8%80%B3%E8%A2%8B

=参考=
・スカイフィッシュ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5
・スカイフィッシュ / 未確認生物(UMA) | 未確認生物大陸
http://www.never-world.com/contents/uma/skyfish.html

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ねーやん

Author:ねーやん
さーせん。

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