インターステラー 感想

インターステラー

愛って言っちゃうもんなー。

つか、これ3時間もあったんだ。

まじかー。
間違いなく途中で寝ちゃうタイプの地味な映画だったんだけど。すんなり最後まで見れちゃう訳だ。質の差だろうか。

内容がハードなだけあって、科学考証が基盤だろうその映像美や表現は、大作の割りに超地味で、その辺をなんも知らん人が娯楽映画として見たら、爆睡ぶっこく類。

劇中で、愛こそ全て的な、愛が奇跡を生む的な、愛こそ科学だ的な、ハードSFぶっ壊しなセリフがある為か、いや実際そんな風にしか感じられないだろうシーンもあり、かつ根本なテーマに親子愛があるもんだから
親子愛に涙する感動映画です。とか言っちゃうバカなレビュー多いんじゃね?な危惧はある。特に日本人の女子()

違うだろ。絶対ぇ違うだろ。いやそうなんだけどwむしろそう感想すべきじゃねぇだろ。


=以下、そこそこネタばれです。=

こういったハードSFっぽい雰囲気映画で、よくよくよくあるのが「この公式は間違ってる」とか「そうか逆か」などの”偉大な公式の否定”。
この映画でも主人公クーパー(マシュー・マコノヒー)の娘マーフィ(ジェシカ・チャスティン)が、とある公式の前提である仮定を「両手を縛られて戦うようなもの」と、その研究に人生を費やしてきた老博士に指摘する場面がある。

確かに、いくら偉大な天才であろうと間違いは犯すし、発見された公式が全ての時代で正しく機能する訳では無い。
そして勿論、映画という精々が2~3時間の尺で、その荘厳な歴史を覆さないといけないのだから、唐突に突拍子も無い閃きをストーリーとして必要とするのも解る。

しかし、そんな程度の思いつきはそれまでの長い科学史の中で何百何千の天才たちが指摘し模索してきた筈である。
それでも科学は変わらなかった(公式は見直されなかった)と言う背景がこの映画のそのシーンの直前まで脈々と存在するからこそ、マーフはその時気付く事が出来たのである。

では何故マーフが気付けたのか?

その部分がそれまでの、或いは現在の科学(ひいては先人達を)をリスペクトしているかどうかで変わってくるのだが、本作では、かなりよく練られていて非常に私好みだった。

といっても説明不足感が至る所で容赦なく発揮されるので、元々科学がSF系に興味ない人は、マッハで置いてけ堀を喰らう手筈。

ただ、気になったのが、あんな恒星間航行ほいほいやっちゃう未来の話にしてはメカデザインや理論がやや古臭い点。
いや科学な数式や定理は100年程度では錆付かないのでまあいいのだが、何あのロボット。
ジェイムスン教授かサイレント・ランニングのドローンレベルの古典具合。いやモノリスかなぁ。

好きか嫌いかで言えば、超好き。
あの懸命だけどクソ遅ぇ歩行スタイルとかwwどう見ても役立たず感丸出しなデザインすげぇ好き。
そのクセ、重要な場面では軽々しくトランスフォームして有能さを見せ付けるギャップ。
その変形後デザインも「水場でそれ?!」と突っ込ませる気満々の流石ジョーク度60。

全体的には地味なのも手伝って、何処かノスタルジックな雰囲気を感じる不思議な映画ではある。


ちなみにwikiにはネタばれ全開のストーリーが書かれているので注意。




メイキング(必見)



・映画『インターステラー』オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/
・インターステラー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A9%E3%83%BC
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記憶探偵と鍵のかかった少女 感想

記憶探偵と鍵のかかった少女

タイトルで損をしているような気がする。

少なくとも私はこのタイトル故に視聴を敬遠していた。
よくよくよくある”他とは違う美少女あたし”が長身で渋いイケメンにいい感じにお姫様扱いされて、悪い何かから助け出される愛と勇気とちょっぴり不思議のファンタジー映画なんだろうなと思っていた。

てっきり子供向けだと勘違いしていた。

原題のマインドスペースじゃ集客力が弱いのは解るが、内容が大人向け?(っぽい)事は、もう少し解り易いタイトルにして貰えないだろうか。そうですね駄目ですね。


=以下、普通にネタバレです。=

ミステリの手法としてはまあまあ最近の「記憶操作」というある意味禁じ手を絡めたもので、これがかなりの曲者。
ただでさえ生ものでありかつ曖昧な”記憶”なのだから、そこに整合性をミステリとして求めるのは、”本格”として不合格である。私的に。

勿論それを含め、物語の全体像がクリアにまとまってさえいれば、一つの作品として充分に成り立つ訳だが。

本映画は、ちょっと頭が良い程度の少女が、現役バリバリのプロ探偵を欺き、あまつさえその”特殊能力”を自分がコントロールされている状態で操り、記憶を改変するのである。
この部分は、本格ミステリと言う意味で、割と何もかもをぶち壊す暴力的な箇所なのだが、そもそも探偵のオッサン自体が、見ている記憶の虚実を判別出来ていないという驚愕の事実がその前後に挟まれる。

主役であるジョン(マーク・ストロング)は極めてスマートな紳士の外見なのだが、物語上の彼は、過去のトラウマも原因の一つとは言え、観客をカタルシスに導く探偵役としては恐るべきポンコツぶりなのである。
正直、活躍と言う活躍を一切見せない。最初から割と最後まで踏んだり蹴ったりのピエロに過ぎず、マーク・ストロングの格好良い「謎は全て解けた!」を期待したファンはさぞ気落ちする事だろう。

対する少女アナ(タイッサ・ファーミガ)が、これまた黒幕臭を隠そうともせずにそれでいてサイコ感と思春期少女弱弱しさを併せ持った演技をするのである。そしてそれに明確に騙される探偵。駄目だこのオッサン。というやきもき感が本作品の魅力の一つ。

ストーリーも単純なクセに、記憶の改変や断片的な調査とヒントの小出しっぷりで明瞭さを得ず、イライラまではしないが、テンポの悪さと主人公の迂闊具合に見事に解り辛くなっている。

そも”何故”と観客が感じるであろう部分が、ほぼ全て解明されない、もしくは観客の想像にお任せするスタイルが、個人的に気に入らない。
一応、主人公を記憶操作する別の探偵ピーターが、最後に説明をするのだが、それも殆ど”何も解らないのが解った”程度。何の意味も無い。

せめてアンの天才性とサイコ感をもっと詳細に説明すべきだったと思う。描写が足りてなさ過ぎる。尺なんかいくらでもあったろうに。
脳医学や心理・精神医学に精通してる場面(博士号を複数持ってる等の漫画的配慮で充分)や、実はアンにも記憶操作の才能があった的な場面とかさー。
サイコの方も、もうちっと描写足してくれると、あれだけ意味不明の犠牲者と目的に比べ過剰で綿密な計画で失踪して置いてのラストの写真付きバラ送りつけも説得力あるのになぁ。そーゆー病気なのねと。なぁにがさんきゅーじゃボケぇみたいな。
 ※まあ捕まらない自信もあるんだろうけど。

こういう脚本の甘さも長編デビューの演出だとしたら、大した監督ではある。


追記:

”映画を見る前は記憶の中に潜入する能力があればどんな事件も簡単に解決出来ると思っていました。
 しかし、その記憶に騙されたり、自分の信じていたものが次から次へとあやふやになってしまう展開に
 最後まで目が離せませんでした!
 ミルキィホームズ(「探偵オペラ ミルキィホームズ」声優ユニット)              ”

?!




・映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』2015年3月4日 ブルーレイ&DVD発売! レンタル・オンデマンド配信同時開始!
http://kiokutantei.asmik-ace.co.jp/
・記憶探偵と鍵のかかった少女 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%98%E6%86%B6%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%81%A8%E9%8D%B5%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%B0%91%E5%A5%B3

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邦画 ルパン三世(2014) 感想

ルパン三世

普通。酷評は解る。

一般的な感想は他のレヴューに任せても大丈夫なくらいの大人気作。
興行収入もニヤニヤするほどの大盛況らしく、なんか微笑ましい一本。

北村節がこれでもかと炸裂するかと思えば、思ったほどではなく、巷で散々言われているような不満も特になく、観賞出来た。
デビルマン?ガッチャマン?そうかなぁ~。

普通に面白いよこれ。
妙な固定観念を前提に置いた駄目出し指向で上から視聴をしない限り、まあまあ普通のアクション大作だと思われ。

どうしても原作やアニメルパンに固執したい人向けでは無いのは確か。
あくまでルパンオマージュもしくはフォロワー作品といった位置付けに過ぎないレベル。
ただそんな事は、実写映画化決定の時点で誰しもが織り込み済みの筈である。その方面で文句だの、今更何を言っているのか。

勿論、普通にアクション映画として見たら凄いのかと言うと、全くそんな事は無い。至って普通。
ただそれが不満と言えば不満であり、もっと北村監督はぶっ壊すべきだったと思う。なにオサレ風にしとんねん。

ごく普通のアクションものとして見れば普通にまあまあのお楽しみを頂ける映画。

今の日本でルパン映画を作ろうと思えば、まあこんなもんだろう。
だって全てがFになるがアレだぞ?TVドラマだけど。こんなもんだよ実写ルパン。




・映画『ルパン三世』公式サイト
http://lupin-the-movie.jp/
・ルパン三世 (2014年の映画) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E4%B8%89%E4%B8%96_(2014%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

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