スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』感想

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード

更に続編を作る気があるのなら秀作。

私は前作『リトル ウィッチ アカデミア(アニメミライ2013)』を絶賛している。
あれは約30分作品だったのだが、2時間に引き伸ばしてもTVシリーズでも通用すると豪語した。
同じアニメミライ2013でやはり秀でた作品だった『デス・ビリヤード』はその後TVシリーズ化され、独特の雰囲気を壊さないまま人気作品として終了した。

私は全く知らなかったのだが、アミメミライ劇場公開後、ようつべの方で英語字幕の付いた動画全編が期間限定無料公開されており、海外から相当の絶賛コメントが続編希望とともに送られたらしく、それを経て第2弾の着手となったようである。
てっきり元々シリーズを視野された企画と思っていただけに、少々驚いた。
しかも資金はクラウドファウンディングである。ガチやん。

この劇場版第2弾は、全くもって完全にファン・ユーザーの力で企画されていたのだ。そしてそれが実り、完成された映画。これは本当に素晴らしい。

ところで本編への感想だが。
ぶっちゃけ前作と余り代わり映えしなかった内容だけに、不思議な感覚である。
短いあらすじだと、どっちがどっちだか解らなくなるんじゃないだろうか。それ位、脚本のプロットは似ている。

ざっくり書けば、”憧れの魔女を目指す落ちこぼれのアッコが、学業的なピンチを脱する為、巨大な敵を倒し、打ち上げ。”こんな感じ。
”なんやかんやありつつ紆余曲折の末、仲間と結託し”を追加しても良い。兎に角、あまり変化が無い。

ただこれは劇場版と言うジャンルで、1発ファンサービスをしようと言うのだから、致し方無いと言えなくもない。
要するに最悪第1弾の良さをトレースしなくてはならないのである。そんなプレッシャーがあったかも知れない。そしてそれは正しい。
なにより完全にファンの力で発生した企画なのだから、製作陣が自由気ままに遊び倒せる作品では無いのだ。この辺りは観客として推して図るべきであろう。

しかし第1弾の焼き直しに近い第2弾であるものの、それでもこの後に更に続編がもし作られるのなら、これは良い中継ぎと言える。
クオリティそのものは前作を凌駕する程高く、ファンがこのアニメに期待してやまない要素がたっぷり詰まっているのだから。

ただこの第2弾の製作経緯を考えると、少なくとも続編の構想は無いだろう。

これが第1弾か、もしくは、更に続編がある作品なら、文句無く秀作、いや傑作の作品。
しかしそうでない場合、この第2弾を映画単品として評価するとなると、どうしても1ランク下げざるを得ない。




・映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』公式サイト
http://littlewitchacademia.jp/
・リトル ウィッチ アカデミア - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB_%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81_%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%82%A2

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

『寫眞館』感想

寫眞館

娘は可愛い。可愛いが・・・。

私自身は、こういった写真としての完璧性を高める作業は非常に苦手である。勿論撮られる側として。
逆に、にこやかな笑顔を求め四苦八苦する写真屋さんの苦労も、まあ大変であろうと思う。

そんな感傷からこの映画に見入った私としては、この作品に込められたテーマが如何なるものであれ、この笑ってくれない少女(それがひどく可愛らしい)と、写真屋のおっさんの生活観がやたら気になって仕方なかった。
当然映画としてそこに焦点はほぼ当てられないから、この二人の他の部分は、全く解らない。

何故、このオッサンは独り身なのだろう。

何故、この娘は大人になってもオッサンの前で笑わないのだろう。

何故、貰った直後に水溜りに落とした人形を拾わなかったのだろう。

娘は笑えない少女ではない。
オッサンが転んだのを見て笑った時、母親は驚いていなかった事からも、少なくとも家族の前では笑うのだろう。

そしてオッサンが嫌いな訳でも無い。長い付き合いな上に、病気?なオッサンに手料理を振舞うくらいの信頼関係はある。

この二人の外界への付き合いは想像するしかないのだが、娘の最後の笑顔に込められた意味を見出すには、私はまだまだ幼い事を痛感するのみである。

これがチャップリンならば、娘とオッサンの淡い恋愛に発展するベタになったのだろうか。




・「寫眞館(しゃしんかん)」公式サイト
http://www.shashinkan-aoshigure.com/shashinkan/

・『寫眞館』 なかむらたかし監督インタビュー 「長い時間にわたる人の営みを描き出す」 | bonet
http://bonet.info/interview/4747

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

TVアニメ『海がきこえる』感想

海がきこえるs

ジブリじゃないよジブリだよ。
あとドMと大人を履き違えんな。

耳をすませば海がきこえる。

二つの作品を連作(話が繋がっている訳では無いが)として見ると、『海がきこえる』が如何にジブリらしからぬ作品であったかがよく解る。
耳すまが先ず(作品としては後のリリースだが)ジブリっぽさ宮崎駿っぽさの解り易いファンタジック表現を極力抑えたものであったのに対し、この海きこは更に抑えたと言うより全く無いものである。
この作品がジブリであると知っていて見た人は「これがジブリ?」と驚き、知らずに見て後に知った人もまた「これがジブリ?」と驚く。
それもその筈である。
耳すまは、ほぼ宮崎作品ではあるものの監督に若手の近藤喜文氏を起用しており、海きこに至っては宮崎氏や高畑氏が全く関わっていない珍しいジブリ作品なのである。

逆に言えば、如何にジブリと言えど、海きこに宮崎っぽさが在っては、ある意味駄目なのである。それでは何の意味も無い。
従来のジブリ感、もとい宮崎駿くささが感じられないからこそ、海きこには意味があり価値がある。

最近こそようやく宮崎離れをしつつあるジブリだが、この海きこが作られた頃には既にその動きが見られていたものの成功しておらず、長い間天才宮崎におんぶに抱っこ状態だった。
勿論それがニーズに応える姿勢でもあり、単純に宮崎の威光が大き過ぎた結果でもあるし、ちょいちょい足掻いてはいた。
その足掻きの中で、それも初期の海きこと耳すまは、改めてジブリ作品を評価する上で重要なキーとなるアニメである。

現在以降、宮崎氏のクレジットがないジブリ作品で世間や評論家に高評価を受けるアニメが登場した場合、再度この海きこが評価される事になると予想出来る。

1993年のTV初放送後、2011年の1度しか放送されていない経緯を考えると、やはり何か新作のバーターとしてジブリまつり的な流れが無い限り、再放送は難しそうだが。

内容についての感想は、特に無い。
背景もそうだが、恐るべきクソビッチなヒロイン里伽子はバブリーな時代にしか生きられない事を、そしてノスタルジックもあるが痛烈に時代の差を実感した。
フィクショナルなデフォルメではあるが、家庭の事情や若さ幼さはあるにしても、あんな頭おかしい女に惚れる主人公らは神様かドMか。
怒涛の振り回され方は面白かったし、その都度「いやもっと怒れよ」と拓を叱咤するやきもき感は新鮮だった。


=以下、他感想に対する感想です。=

自分の周りや他の感想で「里伽子を可愛いと思えるかどうかで、男としての成熟度が解る」とか抜かすクソヴォケがいる。

お前は、人違いで殴り殺されても”未来で罪を犯すかも知れない可能性を奪ってくれてありがとう”とか言って微笑みながら氏ね。この仏様野郎が!

ドM嗜好と大人具合を履き違える奴マジ何なの。
里伽子みたいな腐れプッシーが可愛く思えるのは、ただの好み、もしくは趣味。直球のドM心。
クソ不味い料理が好きなだけ、痛いのが好きなだけ。大人であるかどうかは一切関係ない。

神様レベルは知らないが、余程の大人でも里伽子は可愛くない。それが正直で正当な評価だからだ。
クソ不味い料理も痛いのも基本的に嫌いな筈だ。
しかし大人ならば、それでも包容出来るし、理解出来る。「不味くはないよ」と言えるし「大丈夫」だと言える。
「うっわーwこれは根性クソ曲がった最悪のガキやでww」と思いながら余裕で許容出来る訳だ。大人だから。

勿論、私は里伽子が大嫌いで、許容も出来ないが。


・海がきこえる/ゲド戦記 - 金曜ロードショー
http://www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20110715/
・海がきこえる - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E3%81%8C%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%88%E3%82%8B

・金曜ロードショー「海がきこえる」を見た感想(噂通りの名作だったな) : 庵野秀明と押井守とジブリの世界
http://blog.livedoor.jp/annno60/archives/17974248.html



テーマ : アニメ・感想
ジャンル : アニメ・コミック

プロフィール

ねーやん

Author:ねーやん
さーせん。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
最新トラックバック
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。