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トランセンデンス 感想

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地味なのに雑。

=注:まあまあネタバレを含みます。=

全体的に静かなトーンで話が展開される映画。
ジャンルはSFスリラーと言う事だが、スリル溢れる場面はあっても終盤で、しかもいまいち盛り上がりに欠ける為、ミステリ調のSFモノとしての観賞を推薦する。

ただ注意されたいのは、残念ながらSFモノとして見れば満足いく、というものでもない点。
行き過ぎた科学を危惧するテーマ自体有り触れたものであるし、人間を超越したAIなどのSFガジェットも全く目新しくなく、ストーリーも単純単調で脚本に難有りと言わざるを得ない。

一応、人間とAIの対比は従来に期待される関係性と逆になっており、そこが最大のテーマにして魅力でもあるが、だからこそ派手さが弱く、しかもシンギュラリティを危惧する人間側の描写がやや唐突で雑。
例えば冒頭近くの会見で質疑応答の後、すぐさま懐疑側が学者側のアプローチやコンセサンスを無視したテロ行為を行うのだが、これに対しての納得行く説明は劇中ほぼ行われず、その後も対話など平和的解決を模索する段階も描かれず粗雑な暴力による排除が行使され、まるでアクション映画の悪役である。

荒唐無稽とも思えるこれら懐疑・反対派の”我侭”は、確かに”神への冒涜”や”人間の傲慢”を直接示唆したよくあるカットではあるが、それにしてもステレオタイプともとれる簡略化には、テーマに沿った対比として大味に感じてしまうのは否めない。
そのコントラストを見せたいのであれば、もっと人間の愚直や軽率さを色濃く強調しても良かったのではと思えるし、もしくはAIへの疑いをミスリードさせるシークエンスを強く描写すれば、安直だがスリラーとして安定した満足度を提供出来た筈。

兎に角、地味で雑。

折角のジョニー・デップが死んでいるのもマイナス。
久々の色物でないジョニーを期待したファンをサプライズで裏切る展開は嫌いではないが、脚本が脚本なので、全く光らない。
ジョニー演じるウィルを只管平和的に描きたいのであれば、逆に地味であってはいけない映画だったと思う。




・映画『トランセンデンス』公式サイト “超越”ヒット中!
http://transcendence.jp/
・トランセンデンス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9
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