怪談新耳袋 殴り込み!劇場版<魔界編 後編> 感想

怪談新耳袋 殴り込み!劇場版 魔界編 【後編】

しょぼい故のハイパーハードコア。

=以下、渾身のネタバレです。=

つーかこれ地獄編の後だったのか。ナンバリングしてくれよ。間違えて先見ちゃった。

本作の見所は、リアル志向ガチ故のしょぼさと取り繕い。
取り繕いと言うと聞こえは悪いが、構成されたロケの流れを考えると、せざるを得ないラストミッションの込み合い具合だと思える。
ラストはクッソ面白いwww

で、ショボイと書いたが、最初のミッションでの写真は鳥肌。
あんなもん現場で見たら、動けなくなりそう。心霊写真でベスト10入るくらい怖ぇ。

そんでショボイっつーのは、彼らの言動じゃなくてあくまで、心霊の方。彼らがこんだけ挑発してんだからもっと頑張れよお前ら。そーゆー意味。

今回一番しょぼかったのが、ファイル002。
魔界編前編で、びびって入らなかった「龍神の穴」の反省を踏まえてか、地元の人でも何が何だかよく解らんと言う謎の穴に今回は入る。
たった1人で、狭く暗い穴の中に。
その穴も宮古島で「●山林」と言う、かなり普通に出る、何があったのか具体的な事はお茶を濁すほどの災いを呼ぶ所にあり、そこは焼身自殺や殺人犯の逃亡先でもあった恐ろしい場所。

明らかにレベルの違う心霊スポットである。

しかし。

全っっっっっ然、怖くないw

ミッション遂行の人選をミスったのが最も痛い所だが、しかし考えてみれば、確かに彼でないと危なかったかも知れない。
広い場所ならいざ知らず、狭苦しい洞窟なのだ。いつものGメンならばパニくって怪我をしても可笑しくない。
なのだが、彼は怖くないわけではないのだろうが、如何せん他のGメンと比べ格段にテンションが低くリアクションもぬるい。
メンタルの逞しさに頼れる男だが、反面、心霊スポットのレポートにはとことん向かないと言った、ガチ故の諸刃の剣である。

ただ、今回は逆にそれが功を成して、その後クソ面白くなるけど。

次の女子寮も面白くはあるものの、全く怖くない。
このしょぼさが、後半からのラストファイルにギャップを生み出せば良いのだが。

果たして無かった。

ラストはこの後編のほぼ半分を構成する長編。
場所は喫茶の廃墟。
沖縄では誰もが知るスポットであり、最も有名で怖いというのだが、地元の通2人からは「何か知らんけどとにかく出る」というアホみたいな情報しか出て来ない。
ユタ(沖縄の霊媒師)をして「ただ出る」としか語らないと言う、後編だけで何回このフレーズ聞いたんだとデジャブ感に怪奇現象を垣間見る。
沖縄の人は、心霊なんぞ土着過ぎて、基本どうでも良いのかも知れない。
 ※例:海に行けば、そりゃ魚くらいいるよ。何で?知らんがな。

ラストだけあって、これまでの彼らの歴史が全部詰まっていると言っても良い活躍。そして怪奇現象の発露。(多分。)
しかし違和感を感じる。
前半が前半なだけに、後半は駆け足感が否めず、不謹慎の度と言うか挑発のハッスルレベルは確かに上昇しているが、だからといって、それに比例した怪奇現象が起こってはあまりにもサービスが良過ぎはしないか。
勿論、撮影される現象はそのほぼ全てが人為的に可能でこれまでのコピーに過ぎないしょぼいものだが、ガチを売りにしている作品で、フリ⇒ボケ⇒オチが約束されてしまっては興醒めである。
ましてや視聴者は現場の臨場感を肌で感じている訳ではないので、サプライズは1ミリも無くなってしまう。

曲がりなりにも”検証”という言葉を使っているのだから、今後は撮影された現象が如何なるものであるのか、などを突き詰めていって欲しい。




・怪談新耳袋 怪奇 公式サイト
http://www.actcine.com/sinmimi/
・怪談新耳袋 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E8%AB%87%E6%96%B0%E8%80%B3%E8%A2%8B
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