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映画『パズル』感想

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アートをキャッチにするこの気持悪さ。

結論から言うと、大嫌いな映画。
”新世代の恐るべき天才問題児”と公式サイトで誉れ高い内藤監督のメジャーデビューとなる作品。
園子監督を始めとした絶賛のコメントがいつくも掲げられ、期待出来る映画と言うよりは、”褒めなければならない空気”の痛々しさすら感じ得る映画である。

扱った題材も題材で、きょうび「またかよ…」と嘆息を禁じえない”デスゲーム”である。
しかも原作は、文芸界で悪名高いかの山田悠介氏と言う事で、別の意味で興味は沸くものの、映画として純粋に楽しめるものではないのだろうと、この時点でおおよその回答は得られる。

つまり、要はハードルが下がりきった状態の、ノーガードでこの映画を観賞する人が多い筈、と言う事である。
少なくとも凄く面白そうだからとヨダレを垂らしてメインディッシュに頂こうとする人はいないだろう。

奇抜でチープなバカ映画。
あらゆる場面で草不可避なツッコミを楽しむ為の観賞。
そういった、ある意味マゾヒズムな優越感を味わう程度の作品に過ぎない。というスタンス。

しかし蓋を開けてみるや、全く想像だにしなかった割と普通な映画が始まる。

ところでこの映画を監督した内藤瑛亮氏という人物、”問題児”と称されるだけの訳を持つ人である。
詳細は割愛するが「先生を流産させる会」という作品で大バッシングを受けた監督であり、知る人ぞ知る類の独自のネームバリューで作品を見て貰える監督でもある。
某山田原作とは言え、撮る以上ただのバカ映画では済まされない訳だ。

更にインタビュー等で「原作を9割近く変えてしまった」と監督自身が語る事からも、最早別物と認識した観賞が本来望ましいレベルであると解る。酷いw
暴君ヤマーダがちんこ丸出しでおっぱいを揉みまくるバカ映画を想像してスタートした大抵の観客は、イスごとひっくり返るのではないだろうか。
 ※山田節が全く無い訳ではなく、その陳腐な企画を内藤映画にシフトしている。

すなわち、最後にはパンツ一丁で飲んだくれる約束の居酒屋のノリでお先に頂いていたら、突然バカでも解る各界の著名人に囲まれ堅苦しくもウェットに富んだオサレジョークの会が始まるのである。
凄まじい場違い感にどきまぎしつつも、慌ててタシキードに着直し、何とか話題について行くものの、専門用語や学術知識が飛び交うお美術の時間に悪酔いでダウン。

正直、監督の良さは解らない。
まして娯楽映画の末端として鑑賞してしまったのだから、こんなアートは理解出来ない。

解りやすい解説や感想でもないものかとぐぐってみれば、その殆どが”血まみれで踊る夏帆”一択。がっかりだ。
勿論そこだけが本作品の良さ、もっと言えば内藤監督の良さでは無いのだろうが、映画を宣伝する記事でさえ、そこを抽出し大々的にPRするのだからその宣伝の為に映画自体がスポイルされていると言っても過言ではない。
こういった映画CMの質の悪さ(特に予告動画)はこの映画に限った事では無いが、日本映画界におけるマーケティングの粗雑さにはいつも呆れ返る。

一体何の為に、最後の最後にあれを登場させたのか。最後どころかエンドロールである。
あれを美しいと感じるのなら、余計に特筆として言及すべきでは無い。




・映画『パズル』オフィシャルサイト
http://www.puzzle-movie.jp/
・映画『パズル』Blu-ray&DVD特設サイト | ポニーキャニオン
http://v.ponycanyon.co.jp/puzzle/
・パズル (山田悠介) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%BA%E3%83%AB_(%E5%B1%B1%E7%94%B0%E6%82%A0%E4%BB%8B)

・嘲笑う風車・血塗れの鎮魂歌 --『パズル』鑑賞記-- | シネマカラーズ
http://eigairo.com/?p=27452
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