キョンシー(2014) 感想

Rigor_Mortis_poster.jpg

タイトルが「霊幻道士」じゃない所は評価。

=以下、若干のネタバレです。=

化け物がほぼ絶滅して久しい現在。
ハンターとしての職を失った丸眼鏡は、知人のオッサンが蘇らせたキョンシーにハッスル大興奮。

第26回東京国際映画祭で「リゴル・モルティス/ 死後硬直」のタイトルだったキョンシー映画。
フライヤーなんかでも解るとおり、例のシリーズがストレートなホラーとしてリブートされており、製作・プロデューサーに清水崇の名前がある。

見れば解るがかなり清水節の強い映画となっているので、従来のキョンシー映画像を期待するのはお薦め出来ない。
そういう意味ではリゴル・モルティスの方がタイトルとしては良かったんじゃないかと個人的には思う。まあ若干意味不明だけど。
ただでさえキョンシーなんぞ付けようものなら、特にファンは、間違いなくシリーズの系譜を期待するだろうし。

しかしこの作品はあくまでキョンシー作品へのオマージュであり、原題すら「殭屍」であるものの、厳密な意味でのリブート作品では無い。
モロにタイトルするのは、好感が持てない。

といってもチン・シウホウとか霊幻道士のキャストも出演しているし、ベースがキョンシーと道士の闘いなので、正統派であり決して間違いではないのも事実。
ただ鉄板過ぎるて色気無いんだよ。

内容は、もっとホラーで良かったと思う。もっと更に引くぐらいの。
これでも頑張った方だとは思うが、折角の舞台がなんか勿体無い。なんやったら完全にホラーで良かった。

シリーズの十八番であった格闘アクションは極力控え目になっており、それがアクションシーンを際立たせてているのだが、肝心のアクションがクソド下手なので、いまいちカタルシスが生まれない。
それは演出的な部分も多分にあるのだろうけれど、キレが全く無く、だらしないオッサン達がもたもたしているようにしか見えない。

脚本も中々おおざっぱな部分があり、主人公達が何故あそこまで頑張る必要があったのかも、解り辛い。
件のキョンシーはロメロゾンビのように感染する描写などは無く、多分放って置いて自滅する運命だろうに。
物語のオチなんぞは、もうね。

しかしベースは好み。オリジナルキャストの充実感も相まって、今は落ちぶれた感、哀愁が凄い。
リブート・オマージュとしてのシナリオをここまでハイクオリティに画で見せるのは、感心するレベル。素晴らしい。

全体的な雰囲気は、清水崇作品っぽく(あくまで監督のテイストらしいのだが)彼のファンはイズムを堪能出来ること請け合い。

しかしキョンシーマニアにとって、これがキョンシーを冠出来る映画だと言えるかどうかは疑わしい。
アクションも少なめ、コメディ要素に至っては一切を排除した内容である。

だからこそ「霊幻道士」ではなく「キョンシー」というタイトルに落ち着いたのかも知れないが。




・Rigor Mortis (film) - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Rigor_Mortis_(film)


・キョンシー/リゴル・モルティス - 素人目線の映画感想ブログ
http://eigamove.blog.fc2.com/blog-entry-220.html
・キョンシー【ネタバレ|感想|評価|評判】1980年代に一世を風靡した霊幻道士をリブート!現代を凍りつかせるサスペンスホラー! | 映画.net -ネタバレ|感想|評判 2chまとめブログ-
http://www.movient.net/archives/41688248.html
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