祝!続編公開 映画『神さまの言うとおり』感想

神さまの言うとおり

少し考えさせられました。(キリッ)

これが三池監督じゃなかったら、ただのポンコツですからな。
ちな当方、原作は第一部のみ読書済み。

=以下、ネタバレかつ18禁です。=


「ダルマさんが殺した。」がタイトルにしか見えないポスターは置いといて、先ず、視聴中気になった点が少しだけある。

1.隣に住む幼馴染が女の子で可愛くて仲が良いと言うふざけ倒した奇跡設定。更にその子も生き残りとして出てくる奇跡設定。
まあ、原作どおりではある。ただ、羨ましい。
全自動洗濯機に”無料”と”完備済み”と”折り畳み”と”タンスに振り分け”と”お着替え”機能を追加すればこれくらいの奇跡にはなるか。

2.聞かれもしないのに「ヘルムホルツの定理でうんこしてるんだ(キリッ)」とか言っちゃう平良幹則(山本涼介)の存在。
スカした頭良さ気なキャラが成すすべも無くサクっと殺されるのは原作に準じてるのだけれど、微妙に違う。
その微妙に違う部分がイミフ過ぎてぽかんとなった。原作の方が100倍良い。

3.五十音順部屋割りに気付いた際、自分の名前を指差し確認する福士きゅんの脳味噌。
なんだろうねこれ。いくらR15+とは言え、流石に視聴者をバカにし過ぎてね?

4.主役の福士きゅんが引くレベルの超絶大根。
『図書館戦争』とか『ぼくが処刑される未来』の時は、ここまでじゃなかったような。

5.オリジナル展開であるシロクマから急に敵が饒舌になる。
いやむしろ親切だしいいんだけど。なんか気になった。


面白い映画かどうかと聞かれれば「いいえ」なんだけれど。(TV放送待ちで充分。)
視聴者としてどう見るべきか解らなくなってくる作品ではあった。

それは須らく映画を映画として見るのが正しい事なのかでもある。
こういったエンタメとしてもスーパーライトな構成の物語で、そこにリアルな描写を求めるのは滑稽ですらあるけども、どうしても突っ込まざるを得ないのが一般的な視聴者の心情だと思う。
言ってみればそのメタ視点やフィクションにノンフィクションを当て嵌め比較する観賞スタイルは、純粋に映画を観る事に関してのマイナスなフィルターに為り得てしまう。
ただ、基本的にはそれは当然の帰結であり、かつ映画鑑賞という意味においても、むしろ内包されるべき要素でもある。

評価・批評は分析と公平な採点だが、感想はレヴューと訳すにしても、それ自体が観賞としての面白さを阻害するものでは無く、しかしその観賞中の働き(無意識か否かは問わない)を疑問視する人がいる。

それは上記したとおり、批評する旨を前提とした観賞は、面白いか否かを判断する観想的ベクトルからは、観測行為として反していると言ったものだ。
勿論この考え自体は稚拙な感情論から来る”自論こそが真理”と言ったある種のノイジー・マイノリティ(希望的観測だが)に過ぎないが、この作品に限って言えば、プロの批評家ですら「現実的にはこうだろ」と詰る傾向が見られる事からも、これが感想としてそして観賞として切り離せない部分であるのは自明の理である。

即ち、このふざけ倒した映画で上に挙げたような揚げ足取りに相当する感想もまた、映画を楽しむ範疇であると結論出来る。終わり。




・映画『神さまの言うとおり』公式サイト
http://www.darumasanga.com/
・神さまの言うとおり - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%AE%E8%A8%80%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%8A%E3%82%8A

=参考=
・『神様の言うとおり』 すべて御都合主義なので、どうでもいいんじゃないですかね (柳下毅一郎) -2,726文字- | 柳下毅一郎の皆殺し映画通信
http://www.targma.jp/yanashita/?p=3026


=追記=
あ、タイトルの続編云々は願望を込めた嘘です。すいません。

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