プラスティック・メモリーズの歪さ。

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終末が最初から決定している物語は、多くある。
そのどれも大体が、何らかの最後を看取るといったもので、最終回に向けて観客の期待と焦燥感を徐々に高め、煽っていく。
極端な話、日常とは違う何かが出現すれば、最終回でそれらとお別れする末路は、定番中の定番である。
そこには劇中で語られるルールに則り、基本原則的に回避不能な約束された感動が待っている。
本来は。

このプラメモは、そのお涙頂戴スーパーダイレクトなジャンルの中でも、極めて”そこだけ”に特化された、超ド直球の真性である。
それ故、その感動部分を生み出すベースの部分、脚本・設定がかなり重要なのだが、これほど甘い戯言だとは正直最後まで思わなかった。騙された。
割と最初から私は「何で?」の連発であった。
作りが甘いのか、説明不足なのか、どっちなんだろう。

お涙を頂戴する。
それはいい。別に。
ただこのプラメモは、そこだけにこのアニメの意味を抽出されており、それ以外は、恐ろしく歪である。
いや、基本的な話の作りや、キャラクターなどは、別段普通なのだが、このアニメの中心であるアンドロイド『ギフティア』周りが酷い。酷過ぎる。

これほどまでに高性能な、ほぼ人と変わりない”心”までトレース出来ているアンドロイドが作られておいて、何故こんなに融通が利かないのだろうか。
寿命や記憶に関して、ユーザーから腐るほど要望が出ている筈である。
そしてギフティアの開発段階で、それら検討もされている筈である。っつーかどうにか出来る筈である。
何故寿命は延ばせないのか。何故記憶の受け継ぎは出来ないのか。全く解らない。

てっきり主人公は、どうにかしてそっち方面を頑張るものだと思っていた。まさか何にもしないとは。
この世界の住人の殆どが、それを受け入れているのも信じ難い。
そのくせ別れはきっちり悲しいのである。意味不明である。

マジでなんなのこいつら、態々寿命短く設定しておいて、親密なパートナーになって、そんで別れを悲しむって遊び?
恐ろしく歪だなお前ら。命弄び過ぎ。

感動させる為だけに作られた世界・設定。無理があり過ぎる。
いやしっかり泣いたけど。

寿命を一所懸命消化しますってのが教訓なのか?で、この設定?う~ん。


・TVアニメ「プラスティック・メモリーズ」オフィシャルサイト
http://www.plastic-memories.jp/
・プラスティック・メモリーズ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
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