劇場版アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』感想

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス

PSYCHO-PASSの冠故に許される劇場版。

予め書いておくと、感想を書くほどの熱量を持てなかった。
何も書くことが無い。
せめて2期終了から間を空けず見るべきだった。

ただ多分、鑑賞時期が何時であれ、やはり何も書く事が出来なかっただろうとは思う。この内容では。

TVシリーズの2期は散々に叩かれたそうだが、私は嫌いではなく、むしろよくやってた方だと思う。
あの完成度の高い1期を超えるとなると、相当難しかろう。

という私が劇場版を観たところ、感想は何も無かった。
勿論、面白かったし、期待どおりな出来だったし、鑑賞中こそ何かしらの感想が頭を巡っていた筈である。
だが終わっていざ書いてみようとすると、何も無い。それでも無理矢理書いてみる。

日本だけがやたら平和に特化された国家のように描かれており、この時代にも言えるメタファーなのだとは思うが、今更な意見であり且つやや的外れてもいる。
平和ボケの根底は余程の事態が無い限り直らないし、また、それは日本国のみならずであり、しかも平和とはあくまで治安の維持を目的としたものであって、それの元に黙認される犠牲は政府が腐敗を維持する為の装置でもある。
確かに日本は平和だが、決して幸福では無い。勿論戦争や紛争のある他国とは比べるべくも無いだろうが。

シュビラシステムや狡噛のその後など、続編ながら2期では描かれなかった割と重要なミッシングピースが埋められるファン待望の物語だった事は特筆に価する。
と言うよりそこにしか劇場版足る要素を、恐らくは満たせないのでろうとも思う。でなければ間違いなく2期は成功していただろう。
しかし、もしかしたらその辺りの構成が個人的に劇場版然としないように感じた所以かも知れない。

シュビラシステムが他の国、途上国であったなら、それも現状で紛争まみれの国であったなら、と言うIFを描いており、そこに行方不明でありある種のバランスブレイカーである狡噛が関わって来る密度の濃い内容であるのだが。
舞台や世界観がアレだけディストピアなSFしといて、ストーリーやキャラの中心が途上的革命的国家内紛争的であり、傭兵である。

地味過ぎ…じゃね?

益々攻殻に近付いて少佐が何時出てきても可笑しくない構成だ。差別化はどこへいったのか。
格闘アクションなどはリアルでも良い、寧ろああいった世界観だからこそノンフィクションにリンクされる現実的なCQCは、見せられるアクションとして意味が凄く大きい。
 ※念の為書くが、勿論アニメ映画用にデフォルメアレンジされたアクションではある。

だが、せめてラスボス足るキャラクターは色濃くすべきだったのでは。多少のサプライズはあったが地味だ。
傭兵のリーダーとかも、もう全身サイボーグでいいじゃん。

PSYCHO-PASそのものが元々濃い味付けだったかどうか、私はもう覚えていないのだが。
これは2時間の映画である。
それにしては、やや薄味だったなぁと感想を抱かれるのは、製作側として望むところなのだろうか。


追記:
個人的に主役の常守朱は、自分の中で可愛くて仕方無い娘のような感覚になっているので、もう何か見られるだけで5億点。何でこんな可愛いのかよく解らない。
本作品では、敵側に巨乳のお姉ちゃんがいて、これはエロ来るで!という期待はあっさり裏切られたのだけれど、結構活躍したので良かった。
死に際のあの笑みは一体何を表していたのだろう。




・アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」
http://psycho-pass.com/bd-dvd/index_movie.html
・PSYCHO-PASS - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/PSYCHO-PASS

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