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映画『ピクセル』感想

ピクセル

前半は割と良質なコメディ。後半から、えげつないうんこ。

=以下、ネタバレです。=

オールドアメリカン丸出しの小僧が映画でお馴染みの住宅街をチャリに乗り駆けるシーンから始まり、当時の若者のブームを席巻したアーケードゲームを天才的な直感と分析力で物にし、世界大会で準優勝する。
大会では何故かゲームの映像を友好的なメッセージとして宇宙へ飛ばすことを発表。
そして約30年後、その映像を挑戦と受け取った宇宙人が地球へ攻めて来るという恐ろしいお話である。

宇宙人が襲ってくるまでの前半がじっくりキャラの関係性と背景を追ってくれるので映画に入り易く、またコメディタッチで描かれるので飽きない。
子供向け、ファミリー向けのSFコメディな為、やや突飛した展開もあるが、これはバカ大国のバカ映画である。
いくら親友関係が持続しているといっても何の肩書きも無い主人公がホワイトハウスにホイホイ入れる(親友は大統領)のは、子供向けにしてもバカにポイント振り過ぎな感は否めないが、まあパックマンが敵として襲ってくるぐらいなので丁度良い塩梅かも知れない。
しかしラブストーリー部門を担当する役との出会いは、ストーリーとしては面白いのだが、いささかご都合主義の片鱗な気がしないでもない。(ご都合主義を言っちゃうと全部そうなんだけど。親友が大統領て何だよw)

ただ、初めて訪問する際の「クソオタク社から来ました」には爆笑。
他にもチラホラある解りやすいブラックなジョークもまあまあ好印象。

物が壊されるとブロックになったり、敵が悉くブロックなのも、劇中で大よその説明がなされる為、この表現は面白いやり方だとは思った。
3DCG表現が現在ややレベルの頭打ちになっている状態(一定以上のレベルはお金がマジで半端無い)で、このレトロ感は巧い逃げ道である。CGが雑でも違和感が生まれないのは画期的ですらある。
逆に、むしろローポリに近い方が筋が通ると言う、個人的にはこのアイデアは高く評価したい。

前半は、上記した通り中々悪くないファミリー向けの作品に見えた。

しかしセンチピードが開始される後半からは、段々とアメリカンコメディの悪いクソ要素が登場し始める。

もうねセンチピードの段階で呆れる。
いくらオタクがサクセスしなくてはならない物語だとは言っても、屈強なタスクフォースが何も出来ない脳筋扱いなのは、おかしいだろと。
確かに時間が不足してたのは否めない。でもそこでオタクがあんなに容易くクリアする?
オタクが超人な能力を発揮するのはゲーム、つまりビデオの中でこそである。
あんなにがっつり3次元のリアル空間に登場したら、もうそれはビデオゲームの世界ではなく、現実的な脅威である。つまり日常的に戦闘の訓練を積んでいるソルジャーの領域だ。
しかも主人公たちが得意としたのはレトロもレトロ、完璧に平面上にプログラム・パターン化されたクラシックヴィンテージの極みである。
いくらシステム上それを模倣したゲームとは言え、3Dになってしまえば別物だ。
勿論、元々瞬時に解析しうる才覚が主人公達にはあるのだろうから、臨機応変かませるとしても、フィジカルの問題は解決出来ない。なにしろ極めてオタクなのだ。
仮に彼らが動けるオタクだったとして、それはたっぷり尺のあった前半部分で印象付ける必要があったが、私の記憶が正しければそんな描写は無かった。

パックマンもね。
話し合いで解決しようと企む日本人が「息子よ」つって手を差し伸べたら腕齧られてw「あのビッチを殺せ!」とか、いや面白かったんだけど、岩谷教授あんな役柄でいいの?カメオの方じゃなくて。何かのオマージュなのか…キノピオがどうのって話はあったけど。
戦利品のタコ焼きもうぜぇ。ストーリー展開も何もかもがステレオタイプな古臭さ。
80年代のオマージュなのかも知れないし、突き抜けるのは悪い事じゃないんだが、合わない人は合わないよこれ。私のようにw

全面戦争になったラストも酷い。
態々ドンキーコングやらせるくせにあれだけ言ってたルール無視も気にしない親切設計。しかもアレがボスやったん?
そんでハリウッド流行の敵全滅。レディ・リサはもう裏山なだけ。敵母船も帰るし。何なんwww
チートコードの件も唖然。メガネに細工してたらしいが、どうやって使うんだよw
アーケードに関しては、裏で基盤弄ってたり、何かしらの裏技みたいなコマンドがあったのかも知れないが、車はどーやんだよ。
パックマンの偽造コードが書かれたメガネて、それが何さ。地球側もありえないテクノロジー持ってはいたけど、それ利用した描写もないし、ほんと意味解んない。説明一切ないのも映画的特徴?コメディ要素?マジかよw

もう滅茶苦茶。
いやそーゆー映画なんだと言われればそうなんだが。酷過ぎるだろし。
とてもじゃないがファミリー向けとしてもお薦め出来ない作品だった。いい大人が楽しめる内容では無い。
小学生低学年向け限定かな?8.5バズーカで喜ぶ子向け。

楽しんだとか豪語する輩は、評価向きの映画じゃないとか、突っ込んだら負けとか言ってそうだな。
その頭空っぽスタイルは解らんでも無いんだけど、それはギリギリでレトロゲーム好きな人限定なんじゃないかと思う。
悪く言えば懐古厨。
確かにレトロゲーム好きな人の為に製作されたような映画ではある。私だって好きだ。
しかしだからと言って、全部が全部を使い古されたギャグやご都合主義でゴリ押しするのは、どうなんだろうか。

バカ映画なのは重々承知なんだけど。。。
どう考えてもクソ映画ですよこれは。人によっては”愛すべき”が付くとは思うけど。
原作の2分半動画に到底及ばない。

でもエンドクレジットは割と良かった。腕逆なのは気になったけど。


■総評
原作の方が数億倍良い。


原作動画。




・映画『ピクセル』 | ソニー・ピクチャーズ
http://www.pixel-movie.jp/
・ピクセル (2015年の映画) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%AB_(2015%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

参考
・『ピクセル』海外感想評価まとめ【ネタバレあり】 | Ciatr[シアター]
http://ciatr.jp/topics/51272
・映画「ピクセル」に低評価・・・大コケか?
http://geitsuboo.com/blog-entry-17398.html
・話題の映画「ピクセル」感想まとめ【どんなキャラクターが出るの?評価は?】 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2144219523127882301
・【ネタバレ感想】映画『ピクセル』、まさかの低評価多数! :それな.net
http://soresore.net/archives/1035909221.html
・映画「ピクセル」の評価は?みんなの反応まとめ | ファッションズビュー
http://fashionwaves.info/2015/09/26/pixell/


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