『映画 ビリギャル』感想

映画 ビリギャル

解る。……しかし。

個人的には凄く面白かったし、感動したし、笑えたし、実話である事にほっとした。

よくあると言ってしまえばそれ自体は間違いないが、この手のサクセスストーリーが枠として好まれるのは、誰しも解る筈だ。
これを簡単に「詰まらない」「特徴が無い」と斬って捨てるのは、感想として当たり前の反応ではあるが。

なぜなら事実(を基にした話)だからだ。
「事実は小説より奇なり」を描いた作品では無いからだ。
極端な話、よくいる人物がよくある過程でよくある結果を出したに過ぎない。それを並べただけなのだ。

つまりこれ系ジャンルをいくつも知っている人にとって、何の変哲も無い”既存と代わり映えしない”作品に留まるだろう。
しかしてそれでいいのである。

残念ながらその筋の人を唸らせる稀代の逸品ではないかも知れないが、少なくともこの作品はほぼ完全に一般向け、万人向けなのである。
そしてこのジャンルについてその一般的感覚である私は、普通に良い映画であったと感想を持った。
多分、それでいいのである。

ド平凡を描いた作品は、これでいい。

逆に言えば、奇をてらい攻めに攻めた内容だったなら、この映画の満足度は、著しく偏りを見せただろう。
それではこの映画の意味は、全く薄くなる。皆無と言っていい。

この映画は、広く、そして色んな人に見てもらう方がいい。




ただ。


=以下、ネタバレです。=



確かに、タイトルから予想される下克上とは、かなり逸れた話ではある。
正直「あ、結局は落ちてんだ……」と少し肩透かしを喰らった感じもしたし、何より「ガチで落ちこぼれ」と「サクセスストーリー」の部分をかなり盛った作りには、タイトル詐欺じゃね?と思わなくも無い。

しかし、それでもライトな一般層としては、充分満足出来る映画である事には変わりない。
上述したが、この手のドラマはこれでいいのである。




・映画「ビリギャル」| 公式サイト
http://birigal-movie.jp/
・学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

・ビリギャルに実は“ビリ”じゃなかった疑惑が…正体は名門私立中高一貫校のお嬢様!? | ガールズちゃんねる - Girls Channel -
http://girlschannel.net/topics/357163/
・「ビリギャル」の真相が酷いwwwwwwww : はちま起稿
http://blog.esuteru.com/archives/8154582.html
・ビリギャルに実は“ビリ”じゃなかった疑惑が…正体は名門私立中高一貫校のお嬢様!?|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見
http://lite-ra.com/2015/05/post-1066.html

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こんにちは

こんにちは。TBをありがとうございました。
そう、おっしゃるように、平凡を描いた作品で、そしてその描き方が相応しいと感じました。
だからこそ、兄弟姉妹の立ち位置に泣けてしまった私でした。

Re: こんにちは

コメントありがとうございます!!

> だからこそ、兄弟姉妹の立ち位置に泣けてしまった私でした。
私は原作は未読なのですが、この映画はどちらかと言うと、タイトルとは別部分ににフォーカスした内容であったと思います。
偉業を成し遂げた物語ではなく、弱い人間を見捨てない大人と、結果がどうであれ諦めずに頑張り抜く根性を描いたものだと感じました。

私はカーチャンに萌えました。
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