読んだよ『SEX CRIME』そして吐いたよ。エロ本感想。

SEX CRIME

エロ本としては超一流だが、恋愛漫画としては三流以下。

2年前にセルフリメイクの『CROSS and CRIME』(全12巻)が完結してるので、そっちの方を知ってる方もいると思われ。
むしろそっちが本命なんだけど、原作であるリメイク前の本作品も読んでみた。大分前。

完全に18禁のエロ本なので、感想も18禁でお送りします注意。

読後の憤りはんぱないので、皆様にも超ネタバレでお裾分け。


~1巻のあらいほんすじ~

優香には付き合って一年になる矢崎と言う彼氏がいる。
 (矢崎はその一周年記念で初セックスなくらい超奥手)
大ファンだったバンドのボーカル:ケイトと矢崎が知人だと知り、会わせて貰う。そのままケイトに誘われライブの打ち上げに参加。矢崎も同席。
途中トイレに行く際、ケイト以外のバンドメンバーにレ○プされる。メンバーにとってはファンを食う恒例の行事。
酔い潰れた矢崎を送るタクシーの中で彼に口づけするケイト。「あんな女には渡さない」憎悪を募らせるケイトは密かに矢崎を愛するバイセクシャルであった。
ショックで一週間引きこもった優香。矢崎にも連絡せず。
大学でケイトに再開、打ち上げの件を謝罪され、矢崎に口外しない事を条件に許す。ケイトに食事に誘われ楽しく会話。帰りにケイトもファンを食ってんじゃねーかと疑うもケイトは否定。疑った事を謝罪する優香だが、当然ケイトも食いまくっていた。
その後もケイトと頻繁に会う優香。既に校内で二人は付き合っている(女は二股)と噂になっているくらい堂々としているが暢気な優香は危機感を持たず、そして矢崎はその事を知らない。
案の定ゴシップ誌にスクープされ、矢崎に問われ、レ○プを打ち明けられない優香は嘘で誤魔化しケイトとは何にもない事をアピール。
「もし記者に見つからずケイトと会い続けてたらどうなったんだろうな」
ケイトとは二度と会わないと誓い、後日現れたケイトにその事を告げるも、居合わせた記者の前で優香は唇を奪われる。逃げた先で口論する二人。スプレーで気を失う優香。この時はまだ優香は完全に矢崎の恋人であった。
拘束された優香は脅されケイトにレ○プされる。
翌日のキス報道により完全に恋人を奪われたと思っていた矢崎に、ケイトが嘘を並べ立て「自分の一方通行で、彼女とは何も無かった」と告げる。
その日のセックスで矢崎とケイトを比べてしまう自分に気付き嫌悪する優香。

後日ケイトに呼び出される優香。
二人はあれから何度も密会しており、脅されたままの優香はただケイトの命令に従いレ○プされ続けていた。
この日の命令は矢崎とのセックスで中出しされる事。事後に矢崎がシャワー中、優香の中の精液をケイトは”直”に啜り飲む。

吐くわボケwこんなもん。

これ男性用雑誌でやってたんだなぁエロ本とは言え、信じらんねぇ。
しかも他の出版社でNG食らったらしいのね。すげぇなおい。

このケイトがバイって時点で男性誌として特に成人向けとしては、致命的な気がする。
私は葉月氏の絵柄やエロ表現がすこぶる好きなので全く無問題だが、しかもこれに純愛路線がドロついて来んだから完全にレディコミっつうかどう言う理由で男向けに掲載してんのさww

昨今の腐暗黒時代になる随分前にやってたんだから、いや中々の女傑ですな。頼もしい。


~2巻のあらすじっぽいネタバレ~

ケイトをヤンデレする(殺しも辞さない所存)バンギャのサヤ氏、勝手に作った合鍵でケイトの部屋に侵入し丁度中で行われていた彼と優香の情事を目撃して衝撃して昇天する。
内容は相変らずの凌辱だが二人の関係は徐々に変化しつつあった。特にケイト。ちょっとメンタルを抉られると凹み、帰ろうとする優香の手を握るなど死ぬほど気色悪いヘタレと化す。
帰宅する後を追けた先で優香を出迎えた矢崎を見たサヤ氏は、二股なのかと疑いハニートラップを仕掛ける。簡単に喰われる矢崎。「彼女いるんだけどいいのかな」良い訳あるかクソメガネ。
一方優香はケイトからの呼び出しを三日ほど無視していた。
「かかってくるのが嫌なら電源切るか充電しなけりゃいいじゃん」
友人のみさきがケイトとの繋がりを疑うと、あっさり白状する優香。(話したのはメンバーレ○プだけ?)
何故今まで黙っていたのかと憤るみさきに対し、「どうしてなんだろうね」と自問する優香の脳裏にはケイトの笑顔が浮かんでいた。

レコーディングに身が入らず優香の元へ直に尋ねるケイト。
ケイトにとって優香とのセックスは、彼女が独占する矢崎との愛を共有する手段であり、そして彼女を汚す事で最高のエクスタシーを感じる瞬間でもあった。
そこに電話が掛かってくる。相手が矢崎と解るとセックスを始めるケイト。会話したまま犯される優香。
矢崎に気付かれまいと抵抗する優香だが、弱点を知り尽くしたケイトの責めに簡単に限界を迎えてしまう。
何も知らない矢崎は既に優香の部屋の前にいるというサプライズを用意していた。掛かっていない鍵。開くドア。
裸の二人を目撃した矢崎は今度こそ彼らの関係を確信し消沈と絶望の表情で、その場を去る。
傷心し苛立つ矢崎の前にサヤ氏登場。セックスで慰められている中、優香を思う矢崎。うーん矢崎お前うーん。

ケイトには幼い頃義母と義姉に性的虐待を受けていたトラウマがあった。それを癒してくれたのは矢崎の笑顔。
夢から目覚めたケイトは、床で座って寝ている優香を見つけ、自分にベッドを貸したのだと悟ると、彼女にシーツを掛け部屋を後にする。
「壊れた人形みたいで、昨日のあいつは放っとけなかった」ケイトの掛けたシーツを握り締め全てが終わったと安堵する優香。

それから二週間。
全てをみさきに話し楽になった優香。矢崎からの連絡は無く、自分からもしていない。(つまりこの期に及んで彼氏足る矢崎は未だ何一つ教えられていないこの扱いw)
矢崎への思いはあるが会うほどの情熱はもう無い。このまま風化することを願う優香。
そんな中、TVでケイトの声が出なくなったことを知り、バンドメンバーから、ケイトが優香へ何度も電話していた事を聞く。
「じゃあ毎日かかってくる無言電話はケイトさん!?」ケイトに”さん”づけの優香である。
そしてケイトのトラウマも聞かされる優香。女は全て性欲処理としてしか見ていないケイトが初めて執着しているのが優香だと告げるメンバー。
「なんとかしてやってくれ」と頼むメンバーに「お断りします」とそっけなく去る優香。しかし。

携帯と合鍵を帰す為にケイトに会う優香。
帰ろうとする優香の手を握り涙を流すケイト。呆れながらも同情する優香。
縋るケイトに「甘えないで」と一括し帰る優香だが胸の痛みに当惑する。
矢崎の代用品に過ぎないと自分に言い聞かせるケイト。

サヤ氏に拉致られる優香。

偶然矢崎と会ったみさきは、会話から矢崎が何も知らないと察し、まだ愛しているかと尋ねる。
愛していると答えた矢崎に今度は、真実を知る勇気があるかをどうかを聞く。

嬲られ始める優香、ケイトはサヤ氏の蛮行を聞き、優香の元へ急ぐ。


やっべ超長くなった。
つかなんなん優香。てめぇ。
一回スクープされた時、「正直に言ってくれた方が良かった」みたいなことを矢崎に言われてんのよ。1巻の時ね。んで反省してるっぽいのね優香。
で、今回また何にも言わねぇ。

意味わかんねぇッ!!

聞き出さない矢崎もヘタレ全開だけんども、もうね優香のクソっぷりがね。酷い。これならヤンデレの方が百倍マシじゃねーか。勿論ケイトは死ね。


~さて3巻のネタバレ行きます~

サヤ氏の用意した数人の男に凌辱される優香。この期に及んでケイト”さん”と呼ぶ神経を持つ。
強力なドラッグを使われ正体を失う優香。激しく嬲られる中で優香は矢崎とケイト、二人の男を想う。
ケイトが到着するも既に優香は壊れていた。
自分の必要性を力説しそんな優香が大切なのかと問うサヤ氏に、ケイトは「わからないが必要だと感じる」と答え優香を連れて帰る。泣き崩れるサヤ氏。
ショック状態の続く優香を介抱するケイト。
クソのような友情マンにファッキン純愛を諭され、医者からは存在しない薬を進言され、ケイトは泣く。

真実を知ってから一ヶ月。
自虐の悪夢にうなされる矢崎は優香の行方を探していた。
そしてケイトは未だ治らない優香に献身を尽くし続けていた。勿論クソみてーな純愛?自己愛の為である。そうでなければキスなんかしない。

そんなある日、矢崎からケイトへ電話が来る。つかいくら何でも遅過ぎじゃね?
優香の居場所を聞く矢崎。知らないと答えるケイト。矢崎への誠実より優香を失う恐怖が勝ち咄嗟についた嘘に、自分の優香への気持ちを再確認するケイト。
徐々に戻りつつある優香。完全に戻った時自分の居場所は無いだろうと覚悟するも、厚顔なケイトは彼女の笑顔を守ると誓う。

そして偶然再開する優香と矢崎。
そこでまたしても新たな真実を知った矢崎は、ケイトをボコる。ここはかなりエグい。
優香を連れて帰ろうとする矢崎。ケイトに手を伸ばす優香。思わず彼女に怒鳴る矢崎。大抵の読者は普通の男な訳で、誰に感情移入するかは言わずもがな。100%ケイトは無い。
ケイトは己を呪うも、想うのは優香の苦しみのみ。矢崎の分は無い。こいつ本当に矢崎の事好きだったのかなぁ。
直後、サヤ氏に刺される優香。追ってきたケイト。記憶が戻り吹っ切れた優香。逮捕されるサヤ氏。

病院で眠っている優香。「おkしてくれたらNYに連れて行く」と矢崎。
目覚めた優香はケイトと暮らした二ヶ月間を覚えていない振りをする。見舞いに来たみさきに「もう関わるな」と告げられ去るケイト。
NY行きのチケットを眺め、みさきと話す優香。自分の気持ちに混乱する優香にみさきは純愛を諭す。もうお前ら死ねよ。

しかし矢崎を選んだ優香。「さようならケイトさん」荷物を整理し気持ちを落ち着ける。
NY行き前日の夜、諦めきれないケイトは優香の元へ。
雨の中立ち続けるケイトを見た優香は、ケイトを抱きしめ二人はドラマのようにキスをし身体を重ねる。罪を重ねますなぁ。

朝、ケイトが目覚めると優香の姿はそこには無く、”昨日の事は忘れてください”と手紙だけがあった。
空港で矢崎と優香。来てくれた優香に喜ぶ矢崎。しかし「ごめんなさい」涙を流す優香。
無言で優香のチケットを破り穏やかな表情で背を向ける矢崎。追いついたケイトは優香を呼ぶ。振り向き微笑む優香。fin.


Fuuuuuuuuuucckkkkkkkkk!!! All kinds of verbal abuse!!
Tremendous abuseeee!!
Why?! To flow out hatred like a waterfall!!


あとがきにはこうある。
”作者的にはベストな終わり方””ほんとの恋愛ってめちゃくちゃ格好悪いとおもうんです。”
よくあるドラマとかでのケイト役が最終回で死んだりするのキレイごと過ぎて嫌いらしい。

解らんでもない。
一種のピカレスクロマンと言うか。嫌いな人ははいはい耽美耽美wみたいな。

私もラストは嫌いじゃない。展開が突き抜けててこのドス黒いもやもやすら爽快に感じる。この嫌いが好きって言うか。これもうドMやな。

でもやっぱ矢崎の扱い酷いわ。
サヤ氏との浮気(1回目のみ)は男の性としてであり、かつ矢崎個人の弱さの意味もあるんだけど、その他軟弱部分を全部足して差し引いても、損害デカ過ぎ無い?
結果奪われるのはまだいいや展開として面白いし。
ただ本当に最後まで三角関係の蚊帳の外ってのは、余りにも酷い。
いや多分三角関係ですら無かったんだろうけどw

それにケイト役が死ぬ(報いを受ける)のってドラマとしてキレイごとではあるんだけど、その前にケイトが所謂綺麗事まみれ言い訳まみれのキャラなんだよなー。
超絶クソ野郎の犯罪者なのに、罪を清算する事無く、楽しく人生を謳歌するってのが綺麗事に値しないとして、それにケイトは当て嵌まらないのが問題だ。

要はケイトは最悪のクソまみれじゃなきゃならなかったと想う。
少女趣味全開の完璧超人作っといて「キレイごとは嫌」は全く通じない。

ともあれ制約の厳しいエロ漫画で、ここまで面白い(もやもやする)ものを描けるのは多分凄い。
勿論葉月氏の漫画はエロを無くしたら9割魅力減するタイプなので、エロ漫画や青年誌は愛称が良いのだと思う。


ちなみに2巻のオマケ漫画の「SEっクラ道2」によれば、スタッフ等からの矢崎の嫌われっぷりがはんぱなかった為、NYへ消えることになったらしい。
お前ら鬼畜のせいかw


・アトリエ・サヴァ 葉月京 オフィシャルホームページ
http://www.atelier-sava.com/
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