スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋‐』感想

残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋

これフェイクドキュメンタリーの方が良かったんじゃねーの。

観賞後にぐぐって原作が小野不由美氏だと知り、納得する。
当方原作は未読なのだが、何となく雰囲気が想像出来る。何でだろ。『黒祠の島』読んでるからかな。

この映画が悪いとは言わないけれど、多分原作は、面倒臭くなるくらい登場人物が跋扈し読者をこの人誰だっけ的に混乱させるミステリなのだと思う。そしてその部分は巧みにオミットされ、解り易い物語に良い意味で改変されているんだろう。
間違いない。
私は、こと読書に関しては基本一冊読むのに日を別けることは無いのだが、この上記した黒祠の島と『屍者の帝国』とファミコン版『刑事J.B.ハロルドの事件簿~殺人倶楽部~』だけは何日も費やした記憶がある。ハロルドに関しては未クリア。
読み辛い文体でもなく、大好物の内容・展開だったりするのだが、如何せん私のキャラ読み専門なスタイルと莫大なキャラクター数はそりが合わんと自覚した次第である。

そんな私ですら、この映画はすんなりと飲み込みよく視聴できたので、余程力量の垣間見る作品なのだと、その部分からも解る。

正直中村義洋監督自体は、あんまり知らんなーと思っていたのだが、ぐぐった所、ほん呪シリーズや『チーム・バチスタの栄光』に『ジェネラル・ルージュの凱旋』『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』とか結構見てた。
なるほどホラーもミステリも全然やってる監督なんですね。しかも原作者が待望した監督らしく、これまた相性の良い映画化であった事が伺える。

ましてや本作品の構成と言うか物語の展開っつー内容が、完全にほん呪シリーズにリンクされたものであるだけに、そちらの意味でも愛称が良い。完璧やないか。


=以下、ネタバレです。=

はっきり言って、エンタメとして見れば肩透かしな内容。というより地味。
Jホラーあるあるではあるけれど、昨今の作品としては、求められるオバケ屋敷要素がかなり薄いので、騒いで楽しみたい人には全く向かない。
上述したほん呪とか、もしくはJホラーそのものの雰囲気が好きな集まりであれば全く問題ないが。要はパーティやファミリー向きでは無いと思われる。

そもそも映画館には向いてない部分が多目。
かと言って、お一人様専門って訳でも無いっつーか、正直、どっちつかずな内容に着地しちゃってる感が否めない。

それは前半と後半で映画的テンションがかなり変わるからだ。
っつーかラストスパートな最後辺りの部分だけが、結構いきなり変わる。急に幽霊が現実部分に侵食してくる。

それまではなんやったら、フェイクドキュメンタリーでも良かったんじゃねーかと思うくらい地味で起伏の無い、聞き込み調査メインの話であり、ホラーな成分は、これでもかとじんわり演出される感じ。
それがエンディングに差し掛かるくらいのシーンから、割と雑にオバケが出てくる。
それまでも回想などでちょいちょい差し込まれる彼らなのだが、(劇中の)リアルタイムで普通に「ホラーだよ」と出て来られると、こちらとしては雰囲気台無しな気がする。

確かにそれが全くなければインタビューするだけの劇映画と言うなんともシュールなものだが、どうせならもっとがさつで大胆な演出でも良かったのではと思う。
あんな程度ならマジでフェイクドキュメンタリーで良かったんじゃねーの。原作ありとか前代未聞な気がするけども。

逆に終盤の演出さえ除けば、基本、良かった。
それぞれで独立した点と点が繋がるシークエンス、ホラー好き、それもソースや起源を辿るの好きな人間としては鳥肌もので堪らんもんがありますね。
流石に映画ともなると、特に最近のは商業的なテコ入れが後々に明かされたり、しょうもない事情ががっつり関わってたりするので、演出や統一感は難しい部分でもあるのかも知れません。
原作も読んでみようと思いました。




・映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋‐』大ヒット公開中
http://zang-e.jp/
・残穢 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%8B%E7%A9%A2

・最新ホラー映画『残穢 -住んではいけない部屋-』 感想まとめ | うしみつ-2ch怖い話まとめ-
http://usi32.com/archives/4145

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ねーやん

Author:ねーやん
さーせん。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
最新トラックバック
検索フォーム
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。