映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 感想

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死んで覚えるハードコア。
ゲーマー必見のクレイジー映画。

魂斗羅などのACTや首領蜂を始めとしたのSTGなど、多くのソリッドなゲームに傾倒してきたゲーマーにとって、本作品は、たまらなく熱くなれる映画である。
何度も何度も死んでは蘇り、何十時間何百時間、何千回何万回と情報整理仮説構築観測実験を繰り返し、絶望し諦めまたは勝利を確信し、震える。
原作者はこのループ構造について、件のガンパレから構想を得たと答えているが、勿論、そのガンパレファンにとっても面白い作品でもある。

ガンパレは恐らく、ゲーム史上初めて”プレイヤーが何度も繰り返すコンテニュー”を世界観・シナリオに盛り込んだ作品である。
猛烈な攻略という執念の過程をストーリーに組み込んだものが出来上がれば面白いだろうと昔から思っていた私は、ガンパレにとんでもない衝撃と驚喜を覚えたのを記憶している。

ただ、ガンパレに至ってはあくまで”プレイヤー=主人公”というゲームプレイそのものをコンテニュー(ループ)の理由としてメタファーにシナリオされていて、ジャンルがSLGなのもあり、決して”死ぬ⇒蘇る⇒死ぬ⇒蘇る”な所謂『死んで覚える』を表現したストーリーではない。(間接的な解釈や想像は可能。)

その部分がこの映画ではメインに置かれており、ゲームでのリロード(セーブ&ロード×n)が如何な意味を持つのか、そしてその過酷な桁違いの努力を表現している。
実際のゲームプレイはこの映画と違い否応無く参加させられるデスゲームではないが、例えば「人間にはクリア不可能」と言われたゲームを約65000時間を費やして攻略した伝説のプレイヤーのように、”凡人が不可能を可能にするにはどうすればよいか”を明確に視覚化していて、天才でない人間の総決算による勝利を見せてくれるこのカタルシス。

ただ、終盤以降の設定破棄は、映画として致し方ないとしても、ラストの決着方法は、あまりにもミーハーなご都合主義過ぎて食傷気味な印象しか抱かない。
 ※宇多丸氏を始めとしたレビュアーもほぼ似たような事を言ってるし、やっぱそーなんだなw




・大ヒット上映中!映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/edgeoftomorrow/
・オール・ユー・ニード・イズ・キル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%AB

=参考=



・映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」特集、原作者・桜坂洋が発想の源泉と映像化への期待を語る (1/3) - コミックナタリー Power Push
http://natalie.mu/comic/pp/allyouneediskill
・神の不在証明 | ひとりよがり日記
http://moon.ap.teacup.com/qwertyuiop/1244.html
・4Gamer.net ― 史上最難度シューティングはいかにして攻略されたか? ~「怒首領蜂 大往生 デスレーベル」クリア者と開発者に聞く
http://www.4gamer.net/games/042/G004287/20101007030/
・日々是遊戯:「人間にはクリア不可能」と言われたシューティングゲーム、7年5カ月目にしてついに突破される - ITmedia Gamez
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/1009/29/news105.html
・Gunparade March : Home Page
http://www.alfasystem.net/game/gp/
・高機動幻想ガンパレード・マーチ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%9F%E5%8B%95%E5%B9%BB%E6%83%B3%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81
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