STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ 考察的

■1(読み飛ばし可
先ず、シュタゲ自体がSFではない事を強く明記しておく。
それは開発陣をして”想定科学ADV”と態々銘打ってあるだけにSFもしくは単なるSFとは一線を画すカテゴライズがされている点を確認頂きたい。
つまり解っている事だとは思うが、想定科学ADVシリーズをSFとして評価もしくは考察する事は、ミレニアム懸賞問題を解く為に漢和辞典を引くような、間違った解読方法である事は自明である。
※ペレルマンはポアンカレ予想の解法に数学と物理学を用いたが、あくまで数学として処理しているのでセーフ。つーかあのレベルはもう何でもいんじゃね。

原作シュタゲ無印の段階で既にその勘違いや定義の押し付けが多くあり、馬鹿なSF設定厨崩れがSF的観点から否定意見をぶりぶり垂れ流したとは聞いている。実に嘆かわしい。
自分の勝手な判断で勝手に期待して勝手に押し付け勝手な解釈で勝手に落胆しておいて全部人のせいにするいつものパターン。

何故小学生の読書感想文に、ノーベル文学賞レベルを求めるのか。意味すら解らない。
キャラ読みでええやん。

このシュタゲもそう。

早々に、映画より前にTVより前に原作よりも前にカオスヘッドの段階で既に”想定科学ADV”なのだから、何故そこを推して計らないのか。
確かに「科学」の文字はSFマニアにとって無視出来ない。私もだ(SFマニアじゃないが)
ならばこそ”想定科学”って何だよと引っかかる。”空想科学”ならばただのファンタジーだが、そうじゃない。
私の場合はカオスヘッド(アニメのみ既観)で予習済みなのだが、そうでなくともシュタゲを少し体験すれば充分に解る事だ。

これはSFではないと。妄想だと。

例えばTRICK。
このシリーズにミステリーを求める・期待するアフォは皆無だろう。
ジャンルこそミステリーになっているが、実質は疑う余地が無いコメディであり、恐らくジャンル表記もまたコメディ要素の一つであると考えられる。
話によってミステリー要素が高いものこそあるが、このドラマを題材にして100%中の100%ゴリゴリのミステリー談義をする暇人はいまい。


■2.タイムパラドックスと過去改変
正直シュタゲの世界線についてあんまり詳しくないのだが、映画の感想や考察を読むと、大多数に違和感を感じる。

例えば助手がしょたりんにちゅっちゅし「鳳凰院凶真」について言及する場面。
大抵の人はこれでパラドックスとか抜かしやがるんだが、そもそも世界線を移動したら世界は総体観測的に上書きされるんだから(正しくは無数の線が1つに収束)、矛盾は生まれない。
シュタゲの大前提やないか。
だからこそ、まゆしぃが死なない世界線へ行こうとおかりんがガンガン移動する話になる。

多分、過去改変での未来変化を変な風に勘違いしてパラドックスと言ってる気がする。
過去を変えれば未来もまた変わるのは必然。

凶真のルーツの元々は知らないけど、”助手がおかりんに凶真を教えたから”後におかりんがマッドを名乗るのなら、”そうなった”訳だ。
仮に、助手関係なくおかりん独自に作り上げたのが凶真のルーツであるとして、そのルーツそのものを改変したのだから、元のルーツは消失する。
多世界解釈が否定された世界(シュタゲそのものが)なので本来、世界線を移動した助手の”元の世界の記憶や因果”は引き継がれないが、移動者本人は謎のルールで特異的にそれが許されている故に起こり得る現象である。
日々起こっている自然的な世界線の移動は、特定の移動者・絶対観測者がいない為、線の移動自体を誰も認識出来ないし、記憶の継承等も不可。
つまり、”おかりんが自発した凶真”が初めにあるからこそ助手は凶真を後に知るのであって、”助手が教えた凶真”が初めになれば、そもそも何故助手は凶真を知りえたのか?というパラドックスは、起こり得ない。
タイムリープする技術があって、そして助手本人が世界線を移動すると言う因果を経て初めて、助手が”元々知っていた”事実・記憶を継承するからだ。


■3.パラドックス
この映画には前提というかシュタゲ設定を大きく覆すパラドックスがある。
それは本楽の要であり話の軸である「R世界線」だ。

シュタゲ世界では、基本的に世界線は一本である。可能性としての世界線は無数にあるが波動関数の収縮よろしく、一本に収束するのである。
本作の舞台となる世界線は「シュタインズ・ゲート(以下SG線)」と呼ばれる変動率1.048596%の世界。

そこから唯一リーディング・シュタイナー(以下RS)を持つ(もしくは著しく強い)おかりんだけが、R世界線へ強制移動する。

あれ?SG線一本しかねーんじゃねーの?
仮におかりんが”移動”したのならR世界線が本線となりSG線は無くなる筈。物語終わるやん。

これを救済し映画を無事完結させるには、いくつかの仮説が必要になってくる。

1.観測者とは移動者の事である。
世界線を決定しRSをたんまり持っていてもそこが決定的な世界である確定的な要素は無く。移動しちゃえば移動した奴に決定権はばんばん移り変わる。

2.おかりん=イレギュラーなので世界の方が遠慮した。
あんまり不特定多数のRSを溜め込んでるもんだから、たまりかねたSG線が矯正と言わんばかりにおかりんを外に弾き出した。もう他ならどこでも良かった。R世界線が出来た。SG線もびっくりである。
要するにイレギュラーだから何でもありなのである。あとは設定厨が補完してくれるので楽ちんである。

あれ、2つでいいや。

まあ実際は、観測者が助手に入れ替わっただけなので、謎でも矛盾でもないんだが。
存在する世界線が一つといっても、他の世界線が文字通りデリートされるのではなく、他の線そのもののログはやっぱ無数にある訳だし。


■4.他矛盾・謎
大体が、世界線設定、特に時間軸と因果律を無視した考察や謎作り多い。
前提としてタイムリープがっつり出来るので、その時点で微量の世界線移動はずんどこされてる。
これを忘れてパラドックス祭り。
お前ら本当にファンか。

・鈴羽は何故、オカリンの存在を知っていたのか。
・SG世界線だとタイムマシンない筈だろう!?なんで鈴羽おるねん!!
鈴羽自身が「助手は結局タイムマシン作る」言うてるやん。「使わずに封印する」とも。
基本SG世界線は、おかりんが消え、助手はおかりんを覚えておきながら忘れたふりをし続ける世界やん。それでもタイムマシンを作ってしまう。のに使わん。鈴羽はそれが嫌で過去に戻って(世界線移動)説教。
少なくともSG世界線に限りなく近い世界線が無数にある。

・結局のところR世界線ってどういう世界線?
回答の一つで「おかりんが移動したのなら多世界を認める感じなので、世界の方がR世界線に移動した」とある。
破綻している。
世界がRに移動したのならSG線は消えている。つまり主人公クリスらがいなくなるのである。映画終わんじゃん。にも関わらずクリスが映画で活躍するのはSG線も同時に存在している事になり、結局多世界。

ここを説明してる考察ないなぁ。設定資料でも補完なし?


=参考=
・劇場版シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ 考察・感想|No movie No Life……… and blog
http://ameblo.jp/a11239232/entry-11517189343.html
・『劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ』 考察|狙撃兵の雑記・改
http://ameblo.jp/xxxrekixx/entry-11524882546.html
・世界だらだら旅行記(仮) 劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ 感想と考察 4
http://traveldiary624.blog.fc2.com/blog-entry-131.html
・【ネタバレ注意】 劇場版Steins;Gate<シュタインズゲート>-負荷領域のデジャヴ-の... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12106062237
・劇場版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』感想まとめ 泣けるいい映画だった | 2chまとめサイトのまとめ
http://mtm.jumble.asia/archives/144194
・ハートブログ ~season2~
http://tototomo11.blog.fc2.com/blog-entry-105.html
・FrontPage - Steins;Gate/シュタインズ・ゲート 攻略・考察Wiki
http://masterwiki.net/steinsgate/index.php?FrontPage
・【科学ADV】シュタインズ・ゲート解説・年表 - Yahoo!知恵袋
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n21701
・劇場版『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』感想まとめ。クリスティーナの可愛さが異常すぎるだろ!! : 虹神速報-にじそく
http://blog.livedoor.jp/nizigami/archives/26450582.html
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