『超高速!参勤交代 リターンズ』 感想

超高速!参勤交代 リターンズ

安定した面白さは折り紙付き。
ただ…普通。


期待された続編で、この安定感は太鼓判でいいと思う。
とりあえず時代劇としての面白さに文句をつける所は無い。

今となっては、いや2作目となっては時代劇と言うジャンルそのものの突拍子無さを痛感するが、それはこの映画がよく出来ている証でもある。
逆にその部分も脚本として見れば、至って普通、多少漫画的であるものの、その域を出ない。
その領域を超えない配分が時代劇足りえている部分なのだろうし、そこを崩さず製作した采配には美学すら感じ入る。

時代劇の枠がどこまでの表現的嘘を許すのか、その限度は知らないが、オーソドックスの至高を体現した映画である事は間違いない。




・『超高速!参勤交代 リターンズ』2016年全国公開
http://www.cho-sankin.jp/

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『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』を無理矢理褒めちぎってみる感想 ここがスゴい100連発!

インデペンデンス・デイ リサージェンス

まあ、断念したんだけど、広告対策で載っけてみる。

先ず、言っておくとこの映画は間違いなく大傑作。
何がどう大傑作なのかは映画を見れば解る筈だ、各々で判断して欲しい。

とにかくスゴい部分が何箇所もある。みんなも見つけてみよう。そういった映画だ。

■キャッチがスゴい。
”決戦に備えていたのは、人類だけではない。”ってポスターにもあるキャッチ。
劇中で決戦する双方。エイリアン本隊の侵略に備え人類は当たり前だが、エイリアン側だってすんごいの用意してるんだよだって20年経ってるもん。
と言ったあれほど対エイリアン用に準備した人類にも関わらず、いざ対峙してみると悟空とフリーザくらいの力の差があったよ的な絶望的成すすべの無さを示唆されるゾクリとするキャッチなのである。

そう。映画を見るとびっくりだ。
エイリアンも人間も、別に決戦に向けてなんにも備えてないのである。
人類はエイリアンからパクった技術でのほほんと生きていただけであり、そしてエイリアンもまた、視察隊の敗北を知ってなお何の用意も無くただ女王をインした本隊を持ってきただけなのである。20年経ってるのに。
これはスゴい。

映画が始まる前の既にこの時点で、これほど盛大にホラ広告かますのだ、とんでもない映画である。

■白ガンツがヘッポコなのはスゴい。
エイリアンより先に、その危機を知らせ解決策を設ける為に地球に来たここまでは有能な白ガンツくん。
一人では何にも決められない大統領が絶対やっちゃいけない先制攻撃を仕掛け、よりもよって助けに来た白ガンツくんを撃破するのだが。(ちなみに大統領が初の女性である意味は全く無い。)
その攻撃はエイリアンと同じ性質の攻撃なのだが、散々その攻撃でボコスカにやられてきた筈の白ガンツくんは、どういう訳か一発でKOされちゃうこのスゴさ。たまらない。
地球を原始的とかぬかす(正解だよ)白ガンツくんだが、やはり何の準備もせずのうのうと地球に来てしまっていたようだ。これはかなりスゴい。敵も来るんだよ。知っててこれだよ。

そうだね準備なんてそんな暇も資源もきっと枯渇しててギリの状態で来たんだよね。
20年あったけど宇宙的な尺度だとそんなもん一瞬だよね。足りないよね。

■撃破フラグを回収しないのはスゴい。
白ガンツをやっつける前に、態々穏健派が「新たな敵を作っちゃうかもだぜ」言うてたのに、やっぱ何もないよね。
白ガンツくんおこで「お前ら攻撃しやがって絶対ぇなんも教えねー」とかならないのスゴいよね。お猿さんに怒っても仕方ないよね大人な対応だね。

■アメリカン・・・じゃなかったエイリアンがバカなのはゴイスー。
地球人ですら枯渇するエネルギー問題に真摯に向き合う人がたまにいるのに、圧倒的先進レベルの宇宙人が一方的に奪うだけと言う大陸並みのバカっぷり。これは凄い。リアル。
腕力に任せて殴りこんだ視察隊が負けたの知って、送り込んだ本隊がただの”もっと大きい腕力”っつーキングオブバカなとこもすげぇリアル。素敵。流石アメリカン。


この辺りで、しんどいな・・・と思い始めて、なんちゃら100連発とかの企画ってすげぇんだなと感心しました。




・映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
http://www.foxmovies-jp.com/idr/
・インデペンデンス・デイ: リサージェンス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4:_%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B9

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『エクス・マキナ』感想

エクス・マキナ

こういうものは男女逆でこそ見たかった。

アンドロイドの無機質な美しさを、それでも生理的動物的に見せたい場合、やはり女性型に頼るしかないのだろうか。
特に映像となると、情報がほぼ視覚だけに限定される為、性別が男性では、訴えたい表現が困難に写るのかも知れない。
美少年という選択もありはありだが、セックスを描写するとなると、様々な制限が圧し掛かり余計な問題が発生してしまうだろうし。

そうして、どうしてもノーマルな、言うなれば在り来たりな退屈極まりない”絶世の美女”が誕生する。

残念ながらテーマも、それがストーリーも、目新しい要素の融合こそ見られたものの、古典から点在する既存なレベルをなぞっただけのものに過ぎず、余程この手のSF作品を知らない人以外は、どんでん返しな展開を期待するしか、見所を模索出来ない気がする。
そして意表を突く期待された何かは一つとして無く、予定調和だらけの、悪い意味でため息の出るラスト。
勿論上記した視覚的な部分や、一定の涼しげな静的ドラマ進行が退屈させない仕組みを助けてはいるが、それも全ては、客のジャンルやテーマへの拘りやリテラシーに頼ったかなり薄く弱いものであり、つまりこの作品だけのパワーでは決して無い。

それが悪いとは言わないが、極めてオリジナリティな内容に欠けるこの映画は、ハイクオリティではあるもののSFとしてはB級の域を出ない。

とは言え、低予算でこれほどのSFを今風にさらっと作っちゃうんだから羨ましい。
間違いなく日本でも出来る類の映画なので、余計悔しい。




・映画『エクス・マキナ』公式サイト
http://exmachina-movie.jp/
・エクス・マキナ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%8A

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『劇場版 MOZU』感想

劇場版 MOZU

何がなんだか解らないよ!チャオ!

ドラマやってた時は全く興味なく、主役もNTRヘタレ(参照:劇苺夜)だったので見ないつもりだった。
のだが映画のあらすじ読んで「都市伝説ダルマ?なにそれ面白そう!」と飛びついた訳です。

当たり前だけどドラマの地続きなので、ドラマ全15話とSPドラマ2話を視聴。
興味のあったダルマは殆どちょっとした解説と概念のみでほぼ出てこなかったが、面白かった。
真木よう子の揺れるおっぱいと情報入手の為に身体を使うエロさがとても良かった。その時の睦言を想い人の倉木に聞かれるってのもすごい良かった。
スピンオフも特に美しき標的編が好み。飯島直子のおっぱいが以下略で、懐かしい匂いのする探偵ドラマでシリアスなシリーズな中の閑話休題としては大満足。
砕かれた過去編は折角面白い題材なのに、シーンが交差し過ぎて中盤はさっぱり理解出来ず観ていて疲れた。混乱させ方下手か。

劇場版は、一応全部決着はついたものの、風呂敷の包み方としてはやや駆け足で乱暴だったし、正直よく解らない箇所が多々あった。

明星はまだいいとして、エレナの拉致は「あれ?見逃したかな」って思わず見返したほど。
あれカットする必要あった?間に回想なり入れればいいじゃん。

闇雲に走り回って一味っぽいの見付けて「あ!あのタトゥーは奴らと同じだ!」みたいに。
んでエリザが強奪されるシーンで連中が同じタトゥーしてる回想とかさー。

確かにエリザ取り返せば、ああこいつらに取られたのねって解るけどさー、なにこの編集。個人的には大嫌いです。

ダルマも結局よく解んないしな。
何で夢の中に出るんだっけ?グラークα作戦も国民監視システムも関係なかったしな。あれ意味解んない。
ダルマ本人も設定とか異名がデカ過ぎて、劇中の活躍が釣り合ってないから大物具合がよく解んないし。
ビートたけし氏を起用する事でビジュアル面にそれを語らせる役割はあると思うけど、非公開とかでもちっとサプライズ感あれば良かったなと。

そもそも倉木をメンバに選んだのも、何でだぜ?
態々ダルマが選んだ理由も全く不明のまま。優秀ってのは解るんだが、融通利かんキャラ知ってるだろうし、人質になるような人材はダルマ側が殺しちゃってるんだよね。
嫁さん繋がりにしても弱いよなー。

で津城警視正が殺された理由も解らん。見せしめ?
生かして利用する方が良いのでは。うーん。いやインパクトはあったよ?
もしかして利用されない為に自殺を選択した、のをダルマが利用したって事?

あと細かいとこ色々あるけどどうでもいいちゃあいいので割愛。

役者の演技云々は、殺し屋棒も含めみんな良かったです。
松坂桃李くんや伊勢谷友介くんの無駄遣いっぷりも豪勢で結構。

ただアクション面のぬるさがドラマより増幅しちゃってんのは何で?




・『劇場版 MOZU』公式サイト
http://mozu-movie.jp/
・MOZU - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/MOZU

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『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』感想

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
最悪のクソ映画でクソつまんねぇけど面白かった。

最近『HELLS ANGELS』を観てしまってたからか、実写っつーか邦画の限界、特にこの映画だとクドカンのケレン味が悪い意味でチープに感じた。
地獄が舞台なので、多分恐ろしくスタジオチックなミニチュアファンタジーがコントされるんだろうと予想してたのだが、それ以上にミニマムで、本来それも監督の味ではあるものの、狭苦しい印象が序盤に展開されるのは、個人的に合わなかった。

テーマがテーマだからか、クズが楽しく地獄ライフを満喫する「格好良いから地獄に落ちた」とのたまうセリフも出る程に、ゲスでカスなうんこ野郎とその行為を只管賛美し、何の不備も落ち度も無い人を理不尽にあざ笑う、モラルハザードな映画でもある。
合わない人にはとことん合わない、最悪の映画。

しかし、どんなにゲスでも笑えてしまう部分が否めなく存在する事を確認した作品でもあった。
所詮は私も弱者でありながら弱者を嘲る側に片足を突っ込んでいる人間に過ぎない。

あと、それらとは関係なく「えっ?ここから?」とか面白かったシーンは沢山ある。


地獄に落ちたクソクソクソ野郎に仏が一度だけチャンスを与える『蜘蛛の糸』が如何に優れたストーリーであるのか、それもまた思い出させる映画だった。




・映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』公式サイト | 鬼ヒット 上映中!
http://tooyoungtodie.jp/
・TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/TOO_YOUNG_TO_DIE!_%E8%8B%A5%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E6%AD%BB%E3%81%AC

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