『超・悪人』感想 最悪のクソ映画だった

変換 ~ 超・悪人
中々面白かったとは誰にも言えない。

『バチアタリ暴力人間』くらいのレベルだろうと高を括り、友人のメスドレー将軍(21歳♀)と一緒に見た。死んだ。
これほど気まずい体験は記憶に無い。死んだ。どうやって生き返ったかは覚えていない。
これを親と一緒に見た人がいるのだから頭が上がらない。ひどい映画だった。

あらすじなどは割愛するが、とんでもないクソ野郎が自分勝手なご都合信仰を全うするピカレスクロマン。違うけど。
最悪なクソ映画だったが、決して嫌いじゃない作品でもある。
人に薦められないとかそんなレベルじゃなく正真正銘のクソ映画なのだが、まあこの辺は多分白石監督特有の成分を私が好きなだけだろうとは思う。

それなりに面白い部分はあったし、江野くんの演技やしゃべりも好き。
そしてこれは白石監督作品に多いんだけど良くも悪くも雑なのねwかなり雑。例えばトンカチで殺人する程殴りまくるんだけど怪我しない(血が出ない)とか。話の唐突感は言わずもがな。
最終的にOK出してるんだから計算なのは間違いんだけど、やっつけにも見える。ケレン味と言うには雑過ぎる按配の色んな箇所。
これがコワすぎとかなら、まだ納得出来なくもないんだけど、若干違うから違和感を感じると言うか。
上記したバチアタリみたいに爆発してくれればもう面白がるしか無いんだけど、結局こちらに問い掛けを叩きつけるもんだから、アレ?やっぱ真面目系なの?とか解んなくなっちゃうバランス。
ワキガとか、もうどーせい言うねん。笑ったけど。
こっちの修行が足りないだけかなー。

そして一番びっくりしたのが、江野くんを許しかけた、なんやったらちょっと許してたって僅かな時間味方になった感想が結構ある事。

はぁーっ?!!
このクソ野郎許せる瞬間って1ナノ秒でもあった?ウソでしょ?
メスドレー将軍(友人)なんぞは「(処女庇う時)ちょっと可哀想だった」とか抜かしやがる訳。

いやいやいやいやいや。
お前らぜってー凶悪犯の人質になっちゃ駄目なタイプだわ。そっこーでストックホルム化しやがんぞ。怖ぇ。

一体どこにクソ野郎許せる部分あったよ?無いでしょ!w

勿論彼らが言ってるシーンや、シークエンスと言うか一連の仕組みは理解出来る。
例えばアレが純愛じゃなく、子供と接するうちに情が芽生えて事故かなんかあって身を挺して子供を救って、その直後に駆け付けた警官に江野くんが撃たれた(実は指名手配されてたとか通報とかでバレてて)として。
パーフェクトワールド的な濃い印象操作が行われたとして、それでも犯人に同情出来るかっつったら、賛否別れる訳ですわ。
ましてや何らかの訳あって殺人しちゃって逃亡してるとかじゃなく、純粋かも知れんけど恐るべき幼稚な自分勝手の為だけに連続レイプ&殺人してきてるクソ野郎な訳ですよ。

同情の余地ある?

少なくとも私はこの映画見てて一瞬たりとも江野くんに同情は愚か、許しちゃう雰囲気を感じたりしなかった。ある訳ねー。
だから最後のクソな展開も、あーはいはいあるあるww的な、当然のシミュレーションにピカレスクロマンとしての映画的矜持すら感じた訳。

ほんと許せる雰囲気になった人信じられん。
んで、直ぐ後でそう言う自分に気付いてはっとしたとかさー。どんなマッチポンプだよ。脳内補完やべぇよそれ。

いや言いたい事は解らんでもないのよ。でもこの雑な映画でそれをしちゃう感性がズバ抜け過ぎてると思うの。ヤバめのレベルで。

ただ青春Hシリーズとしては、この映画は頗る有り。
言い得て妙と言うか、白石監督が青春Hを撮るとして、この映画は完璧。




・映画|青春Hセカンドシーズン|公式サイト
http://artport.co.jp/cinema/h2/?/movie/01/

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TVアニメ『WHITE ALBUM』美咲と田丸そしてめのうの関係 備忘録

このアニメは本当にマジでリアルにガチで、構成がクッソ下手なくせに脚本の見せ方を格好付けようとして、ただ単にそれも無為にシーンの意味を解らなくしている。
ミステリじゃねぇーんだよ。

■1期
2年前:田丸、美咲に言い寄る。⇒美咲断る。⇒田丸、美咲を逆恨みして嫌がらせ。
現在:田丸の嫌がらせは今でも続いているが、美咲は付き合いを断った自責の念から、それを甘んじて受けている。

■2期(真実)
2年前:田丸、美咲に言い寄る。⇒交際。⇒美咲何か重いor田丸に他の女が出来た。
⇒田丸、父親を介して手切金を美咲に渡す。⇒美咲、金を拒否り自ら田丸を振る。⇒田丸、美咲を逆恨みして嫌がらせ。
現在:田丸の嫌がらせは今でも続いているが、美咲は田丸を振ってプライドを傷付けた自責の念から、それを甘んじて受けている。

澤倉美咲と言うキャラクターが流され易く、頼まれたら断れない部分があるとしても、あそこまでされてそれでも田丸を庇う件は、やはり過去に深く恋愛関係があった、もしくは美咲が田丸に依存するだけの関係性があったと見るべきだろう。

■第六頁
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2年と言うフレーズからフラッシュバックした美咲の回想。

この時点では、美咲に言い寄る田丸が振られた、と言う話を強調している。

■第二十頁
「田丸くんの何知ってるの?」
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「彼をあんなにしたの、私なの」「そんな悪い人じゃないんだよ?ほんとは」

「だって振っただけなんでしょ?美咲さんは」
「そう…振っただけ……振ったの、彼を」

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田丸の父から手切金を出される。
wa20 (4)
美咲の震える手。

ここで矛盾が生じている。
”田丸が美咲に振られたから、嫌がらせをするようになった”のであれば、田丸父が美咲に手切金を渡す構図は比例しない。
このシーンでは、明らかに田丸サイドが美咲に別れるよう迫っている事が示唆されている。

つまりこのシーンだけを見た場合、「別れさせられた美咲が田丸を恨んで嫌がらせするようになった」の方が自然なのである。
ならば何故、逆なのか。

■第二十一頁
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「いい加減にしろ!尻拭いばっかさせおって!親を何だと思ってるんだ!
「貴様が手を付けた娘だがな、ふんだくられたぞ」
「おまけに妊娠していた!」
「仕方無いんですよぉ~」
「トラウマか?逃した獲物が大き過ぎるって?」
「フン!いつまでガキの頃の甘ったるい思い出にふけってるんだ」
「諦めろと言ったはずだ。今時、政略結婚なんざ流行らん!財閥は没落の別名だ。しかも相手はとんだじゃじゃ馬じゃないか。いかんいかん、芸能人風情を家に入れるなんて、一族の面汚しだ」
「だからぁ、とっくに忘れましたよぉ~彼女の事なんかぁ」

この話も分かり辛い。
田丸父が憤慨している娘とは「めのう」で間違いないのだろうが、何故このタイミングでの叱責なのかさっぱりである。
とっくに忘れたと言う田丸のセリフから政略結婚云々は過去の話(興奮した田丸父が思い出して更に興奮)だと思えるが、めのうから「昔の女です。大分前だけど田丸の子妊娠してたのでバラされたくなかったらお金下さい」みたいな強請りが最近あったと言う事だろうか?
めのうが金に困ってる様子は無く、冬弥絡みでも何でも無いこのエピソードは何なのか、本当に構成として意味が無い。
下手糞とかそんなレベルじゃない。起承転結の起が無い為、物語の流れに一ミリも絡んでない。

■第二十三頁
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「分かった」「より、戻すわ。それでいいでしょ?」
「より?誰と?」
「2年前に戻る。だからこの写真、発表するのは…」
「ハッ!二年前ってひょっとして、あんまり付き纏われてウザってぇから、親父に頼んで金積んで切って貰った、あの重てぇ女の事か?」
「お金なんか…受け取ってない」
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「まだ根に持ってたのかよぉ~参った参った!」「お前なんかなぁ?何度もくっつく女じゃねぇんだよぉ」「安いんだよ!安過ぎんだよ!美咲ぃ」

果たしてキャラクターのセリフを全て信じられるか疑問だが、そう仮定して見るしかない。
このキャラはこんな場面ではブラフかますに違いないとか、そんな考察はこのアニメには全く意味が無いのである。

ここで解るのは「振ったのは美咲の方だが、それについてのアクションは田丸の方から」と言う事である。
別に「美咲に振られた田丸の逆恨み」で十分ストーリーは完結するのに、ここまで拗れさせる脚本に、そして意味は無い。
答えが明示されない為、ここまでして意味は無いのである。死ねよマジで。考察した視聴者全員に土下寝して頭踏まれろ。

めのうと田丸の関係も本当に意味が無い。強いて挙げればスキャンダルの摩り替えだが、妊娠の件とか100%要らんやん。あとあと生きてくるならまだしも、何にも無い。原作の設定ぶっこんだならまだしもオリジナルキャラですよ。
脚本家さん、悪いけど間違いなく向いてないと思う。脚本家としてアウトなのか、この手のものが駄目なのか知らんけど、キャラ周りやから基本的な部分な気がする。

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TVアニメ『WHITE ALBUM』感想 ひどいアニメだった…

変換 ~ 71Z86c-oQ9L
まるで意味が解らない。

全く個人的な部分だけれど私は恋愛モノには疎いので、それ故に最後まで視聴出来たのだと思う。
そうでなければ面白いとは思わなかったはず。

1ミリも共感出来ないクズ主人公冬弥を始めとした、各キャラクターの言動の不可思議。
絵本のようなビジュアル、これでもかと流れる文字によるモノローグ。
その一つ一つは割りと些細な事で、ある種リアリティすら感じるものに過ぎないが、たまにそれが一箇所に集中しているケースがあり、あまりの訳解らなさにどーでも良くなってしまう。

例えばそれがあくまでその部分でだけ視聴者の頭に「?」を埋め尽くさせる演出で、後に解消されるシステムだったとすれば素晴らしいと感じるだろうが、そうでは無く。ただ単に解らないと言う部分のみで終わってしまう。
一つ一つ丁寧に読み解き、考察・解釈すればある程度は片付く「?」だとしても、そこまでするのはこの作品のコアなファンのみで、一般的な視聴者は結局「?」のままである。
この不親切な構成は、いちアニメ作品として、それもTVアニメとして割と最悪な出来なのではないだろうか。

原作でもそうだったのか解らないが、何故弥生があそこまで由綺に拘るのか(英二に忠実なのか)、結局解らないのは不親切にも程がある。ヒロインの一人だよ?
美咲と田丸とめのうの関係なども、非常に解り辛く、全般的にキャラクターの正解は数少なくかつ短いカットのみから視聴者が頭を悩ませ解釈にこじつけるしか無い。死ね。
 ※ここで言いたいのはコンテキストの有無ではなく、答えに辿り着けるヒントを明確にしないキャラクターが多過ぎてバカじゃねぇの?と言う事。

何より冬弥のクソボケたクソズルさには辟易しか無く、たまに出る主人公らしい(一般的な意味での)アクティブな面がテコ入れにすら思えるほど唐突に感じるのは、遺憾ともしがたい不気味さがある。
こんな奴に惚れてしまった女性陣も、まあ彼女らは彼女らで結構薄汚いのだが、どうせならもう少し性悪でもドロついてても享楽的でも良かったのではと思える。
脚本的にそうしたほうが良かったとかではなく、クズとのバランスが悪過ぎる。勿論、アニメ化にあたり「浮気」がテーマの作品で各ヒロインをなるだけ全て攻略しなくてはならないのだから、クズ一直線を免れない事は明白であるが。


・WHITE ALBUM - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/WHITE_ALBUM#%E6%9B%B8%E7%B1%8D

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TVアニメ『ナイツ&マジック』感想

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3話目で慣れたと言う事実。

リテラシーとは何ぞやと自問し、山に篭りたくなりました。
これ普段こう言ったオタクな世界に漬かってない人が見たら、どう感想するんだろう。そこは興味がある。スマホ太郎とかね。
同じジャンルでもSAOみたいな軟派アニメじゃこの辺の回答には達しないから中々難しい。普通の人はあのレベルで大々的にお金をかけてミーハーリア充な普通っぽさを一生懸命アピらないと見向きもしない。

このアニメの良さを語るとすれば、必ず挙がるのが主人公の可愛らしさなのだが。
要するにその手のアニメとしての、最早ジャンル的要素しか見出す部分の無い作品だと結論付けられるだろう。
仮にそうじゃないとして、強いて言えばロボデザインやアクションの豪華さなどが、例に挙がるだろうがやはりそれは、画質や作画難度の良し悪しであり、作品が面白いかどうかには直結しない評価である。

勿論、それらはアニメへの評価と言う箇所においては、かなり重要せしめるものだが、とどのつまりそこしか褒められないと言う一点に尽きてしまう。

ただ、少なくともこのアニメに関して言えば、第1話でのとんでもないダイジェスト進行が、ある種こちらに対しての大きな指針になっていた点は、評価したい。
やみくもにダラダラと何話も見せられ結局「見なければ良かった時間を無駄にした」と感じさせるより、ついて来れる奴だけ付いて来いと”こういうアニメだから”を主張したのは良い。

しかしそれでも、3話目で慣れた私でも、このアニメをじゃあ「面白かったよ」と知人・友人に薦められるかと言うと断固としてNOである。
あくまで私的に、最終回まで見た結果、中々面白かったと言う感想ではあるのだが、そんな程度の作品は掃いて捨てるほどある。

兎に角尺の問題だろうとは言え、1話目が酷過ぎて酷過ぎて、余程なろう系に慣れている人か、相当のお人よしでもない限り2話目も見てみようとは思わないだろう。

例えば、主人公は転生後金持ち貴族の家に生まれ、女の子に間違われるほど美少年で周りの女子はショタコン、とかはまだいい。

しかし、転生前から天才とは如何なものだろうか。最初から天才である。なにそれバカなの。
そして主人公のアドバンテージはその前世の記憶・知識なのだが、その知識とはプログラミングなのである。
このかなり限定的な知識をどうやって中世ファンタジーで生かすのか、その異世界で価値のある情報へと変換するのかがキーであり、物語初期の山場と言えるのだが。

この異世界では普通にロボが出てくる。それもゴリゴリに主人公のプログラミング知識が通用する互換性ばっちりのものである。意味解んない。

例えば前半15分で6年が経過する。ナレーションがばんばん入り状況説明する。
そして数百年間全く技術進歩していなかった(この設定も酷過ぎるw)ロボの歴史を、主人公は数年で更新するのである。もうどうでもいいよ。

こんな感じである。どうせ薦めるならまだSAOを薦めてお茶を濁す方がマシである。




・ナイツ&マジック│TVアニメ公式サイト
http://knights-magic.com/
・ナイツ&マジック - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%84%26%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF

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TVアニメ『異世界食堂』感想

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びっくりする程空気。

評判を聞かずに視聴すれば良かったかも知れないが、どうにも中身の無い、確かに見たのかも解らないくらい空気アニメだった。
私の記憶が確かならば主人公?店主が何故そこにいるのか、何の為にそうしているのか、どんな状態なのかなどの説明は一切なく、最近流行っている”ただ飯を食うだけの非グルメ作品”を、意味も無く異世界でやっただけに見える。
その異世界にとって店主がどういった立ち位置なのかも解らず、異世界の住人たちに和食や洋食を振舞う事で、少しずつ世界のズレを修正していくとか、何かしら意味を持たせてくれれば、まだ何故異世界が舞台なのか視聴者にも解り易いと思うのだが。

しかもメインの食に関してのシーンが、異世界ものによくある俺TSUEEEに過ぎず、店主の出す料理が全話を通し賛美されるだけである。
一から十まで何の意味も持たない、中身も全く無い、完全な空気のアニメだった。

もしかしたら、ここから先に色々と展開していくのかも知れないが、1クールでこれなら、これがこの作品の訴える魅力は全てに等しいと思う。




・TVアニメ「異世界食堂」公式サイト
http://isekai-shokudo.com/
・異世界食堂 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B0%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%A3%9F%E5%A0%82

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